Eleanor Coppola (エレノア・コッポラ) 監督、初の長編作品『ボンジュール、アン』が公開

名匠 Francis Ford Coppola (フランシス・フォード・コッポラ)、娘の Sofia Coppola (ソフィア・コッポラ) に孫の Gia Coppola (ジア・コッポラ) といった多彩な監督一家を長年支えてきた Eleanor Coppola (エレノア・コッポラ) が、自身の体験を基に監督、脚本を務めた映画『ボンジュール、アン』が日本で公開される。5人の孫を持ち、今年で81歳となる Eleanor Coppola。ミクストメディア・アーティストおよび、インスタレーション・アーティストとして以前から活動しており、これまでも2冊のノンフィクション本や、数十本のドキュメンタリー作品を世に出してきた。夫 Francis Ford Coppola 監督作品『地獄の黙示録』(1991) の製作過程を描いたドキュメンタリー『ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録』(1991) では全米監督協会ノミネート、エミー賞を受賞。そんな彼女が、一から映画学校で授業を受け、多くのロードムービーを鑑賞した上で本作を作り上げたというのだから、何事も遅すぎるということはないのだと勇気づけられる。

the photographer Eric Caro

本作で主人公アンを演じるのは、名女優 Diane Lane (ダイアン・レイン)。アンの夫であるマイケル役は、『ブルージャスミン』(2014) の Alec Baldwin (アレック・ボールドウィン) が務めている。また、本作で衣装デザインを担当する Milena Canonero (ミレーナ・カノネロ) は、古くは Stanley Kubrick (スタンリー・キューブリック) から Sofia Coppola まで数々の映画史に残る衣装をデザインし、4度のアカデミー賞を受賞している。コッポラ家ならではの豪華キャストとスタッフ、そして穏やかなフランスの風景の中で繰り広げられる本作は、見る者にこれからの人生まだまだ輝けると、勇気と元気をくれる物語となっている。

＜あらすじ＞
子育てを終え、人生のひと区切りを迎えた女性アン。映画プロデューサーの夫マイケルは仕事では成功を収めているが、家庭には無頓着。そんなある日、アンは夫の仕事仲間のジャックと一緒に、車でカンヌからパリへ向かうことに。たった7時間のドライブのはずが、美しい景色や美味しい食事、ユーモアと機知に富んだ会話を楽しむうちに、人生の喜びを再発見するかけがえのない旅になってゆく。

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