【試写会プレゼント】永瀬正敏も出演、巨匠ジム・ジャームッシュの集大成的作品『パターソン』が公開

巨匠、Jim Jarmusch (ジム・ジャームッシュ) が『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(2013) 以来、4年ぶりとなる最新作『パターソン』を 8月26日(土) より公開する。本作は、彼がその名を世に知らしめた『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1986)『ダウン・バイ・ロー』(1986) といった初期作品と同様、どこにでもいるような人々の何気ないできごとを、絶妙な間と飄々とした語り口で切り取ってみせ、彼の集大成的な作品としてカンヌ国際映画祭を始めとする各映画祭や映画賞、海外の各紙誌で絶賛されている。本作のテーマは、偉大な詩人 William Carlos Williams (ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ) の叙事詩「パターソン」に基づいている。ジャームッシュがそこから感じ取ったのは次のようなことだ。「身の回りにある物事や日常におけるディテールから出発し、それらに美しさと奥深さを見つけること。詩はそこから生まれる」

主人公のパターソンに扮するのは、『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』(2015)『沈黙‐サイレンス‐』(2017) といったメジャー作品から、『フランシス・ハ』(2014)『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2014) といったインディペンデント作品まで、多彩な活躍を見せるAdam Driver (アダム・ドライバー)。多くの名匠たちからの寵愛を受ける最も旬な俳優が、自分らしい生き方を貫く Jim Jarmusch の分身のようなキャラクターを繊細に演じきっている。また、『ミステリー・トレイン』(1989) 以来27年ぶりに Jim Jarmusch 作品に参加した永瀬正敏が演じるのは、偉大な詩人 William Carlos Williams の足跡を追って、彼が暮らした街パターソンを訪ねる日本人詩人。前作で演じたルーツミュージックを追ってメンフィスを旅する青年とどこか重なるこの役柄は Jim Jarmusch が彼を想定して当て書きしたものだという。特筆すべきなのは人間だけではない。パターソンの相棒マーヴィンを演じたメスのイングリッシュ・ブルドッグ、ネリーは昨年の第69回カンヌ国際映画祭でパルム・ドッグ賞を受賞した。しかし残念なことに、カンヌで作品がお披露目される数ヵ月前にネリーは亡くなった。本作ではエンドクレジットで彼女に哀悼を捧げている。

Photo by MARY CYBULSKI ©2016 Inkjet Inc. All Rights Reserved.

＜試写会プレゼント＞
TFP では 8月17日(木) に渋谷のユーロライブで18時半から開催される一般試写会へ10組20名様をご招待。開映は19時からで、上映後にはトークイベントが予定されている(登壇者は未定)。応募方法は、TFP のツイッターをフォローして投稿されるこの映画の記事をリツイート。締切は 2017年7月29日(土) 24時まで。当選通知はツイッターのダイレクトメールから。TFP の公式ツイッターはコチラからぜひチェックしてみて。
※なお、当選連絡から3日以内にご返信のない場合は権利が白紙となることがございますのでご注意ください。

＜あらすじ＞
ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手のパターソン。朝起きると妻ローラにキスをしてからバスを走らせ、帰宅後には愛犬マービンと散歩へ行ってバーで1杯だけビールを飲む。単調な毎日に見えるが、詩人でもある彼の目にはありふれた日常のすべてが美しく見え、周囲の人々との交流はかけがえのない時間だ。そう、目を凝らし、耳を澄ませば、昨日と同じ日は1日としてないのだ、パターソンだけでなく、誰にとっても。

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