ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の実話を映画化した『少女ファニーと運命の旅』が公開
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ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の実話を映画化した『少女ファニーと運命の旅』が公開
'Le voyage de Fanny' To Launch In Japan From August 11
ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の実話を映画化したヒューマンドラマ『少女ファニーと運命の旅』が8月11日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開される。
ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の実話を映画化したヒューマンドラマ『少女ファニーと運命の旅』が8月11日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開される。実在の女性 Fanny Ben Ami (ファニー・ベン=アミ) の自伝を原作に、『ポネット』(1996) などで知られるフランスの名匠 Jacques Doillon (ジャック・ドワイヨン) を父に持つ Lola Doillon (ローラ・ドワイヨン) 監督が手がけた。
本作は、忍び寄るドイツ兵の手から逃れ、生き抜くためにフランスからスイスまで自分たちの力で旅をする子供達が主役だ。一人一人の個性はもちろん、集団において発揮されるパフォーマンスなど様々な視点で選抜された子役たち。ベルギーとフランスで行われたオーディションには1000人の子供達が参加した。その中で主人公ファニーに抜擢されたのは、本作が映画初出演となる13歳の Leonie Souchaud (レオニー・スーショー) だった。モデルとなった原作者 Fanny Ben Ami に通じる頑固さを備え持った彼女だからこそ、9人の命を背負う覚悟を持った少女を堂々と演じきっている。数少ない大人のキャストとして、脇を固めるのはセザール賞で5度のノミネート、2度の受賞歴をもつ Cecile De France (セシル・ドゥ・フランス)。子供達を無事に逃すために、命をかけて責任ある決断を下す施設責任者マダム・フォーマンの厳しさと優しさを見事に演じきっている。
Fanny Ben Ami は、映画化を許可した理由を、現代に当時と同じ危険を感じるからだと語っている。大戦の体験者たちが減っていく中、ホロコーストの記憶を後世へ伝える重要な役割を担う本作の中で、勇気と機知で生き抜く術を示すファニーは、変わりゆく不安な時代に生きる私たちに希望を与えてくれるだろう。
<あらすじ>
1943年、ナチスドイツの脅威がヨーロッパへ広がり、フランスも支配下に置かれた。13歳のユダヤ人の少女ファニーは、幼い2人の妹とともに児童施設に匿われていたが、密告者によって存在が暴かれてしまい、別の施設に移動することに。しかし、ドイツ兵の厳しい取り締まりのため、移動中に引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅に取り残された9人の子どもたちは、ファニーをリーダー役に、一路スイスを目指して子どもたちだけで移動を開始するが……。
作品情報 | |
タイトル | 少女ファニーと運命の旅 |
原題 | Le voyage de Fanny |
監督 | Lola Doillon (ローラ・ドワイヨン) |
原作者 | Fanny Ben Ami (ファニー・ベン=アミ) |
脚本 | Lola Doillon、Anne Peyregne (アン・ペイレニャ) |
製作 | Saga Blanchard (サガ・ブランシャール)、Marie de Lussigny (マリー・ドュ・リュジニー) |
出演 | Leonie Souchaud (レオニー・スーショー)、Fantine Harduin (ファンティーヌ・アルドゥアン)、Cecile De France (セシル・ドゥ・フランス) |
配給 | 東北新社、STAR CHANNEL MOVIES |
製作国 | フランス、ベルギー |
製作年 | 2016年 |
上映時間 | 96分 |
HP | http://shojo-fanny-movie.jp/ |
©︎ ORIGAMI FILMS / BEE FILMS / DAVIS FILMS / SCOPE PICTURES / FRANCE 2 CINEMA / CINEMA RHONE-ALPES / CE QUI ME MEUT – 2015 | |
8月11日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー |