Alexander Wang (アレキサンダー・ワン) 2018年春夏コレクション、パーティーは終わらない
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Alexander Wang (アレキサンダー・ワン) 2018年春夏コレクション、パーティーは終わらない
Alexander Wang's 2018 Spring Summer Collection
Alexander Wang (アレキサンダー・ワン) による2018年春夏コレクションが、9日ニューヨークにて発表された。
「I’m not addicted to drugs, I’m addicted to glamour (ドラッグ中毒じゃなくて、グラマー中毒なの)」1990年代のニューヨークのパーティーシーンを描いた Macaulay Culkin (マコーレー・カルキン) と Chloë Sevigny (クロエ・セヴィニー) 主演のカルト映画『パーティ★モンスター』にこんな台詞がある。9日にニューヨークファッションウィークで発表された Alexander Wang (アレキサンダー・ワン) による2018年春夏コレクションを見て、わたしはこの台詞を思い出さずにはいられなかった。先シーズンで「No After Party」というスローガンを大々的に打ち出した Alexander Wang だったが、やっぱり彼は根っからのパーティーモンスター。これまで定番となっていたアフターパーティーを封印し、シックに徹した前回からの反動かのように、今シーズンでは #WANGFEST というハッシュタグのもとニューヨークの街でゲリラショーを敢行。マンハッタンというコンクリートジャングルをモデルを乗せたパーティーバスが駆け巡り、最終目的地であるブシュウィックの袋小路で待ったいたのはウェアハウスパーティー。まさにパーティーの申し子である Alexander Wang にしか実現することの出来ないお祭り騒ぎの一夜となった。
Cindy Crawford (シンディ・クロフォード) の娘であり、今回のニューヨークファッションウィークで最も注目を集めたモデルの Kaia Gerber (カイア・ガーバー) をトップバッターに Kendall Jenner (ケンダル・ジェンナー)、Bella Hadid (ベラ・ハッディド)、Suki Waterhouse (スキ・ウォーターハウス)、そして水原希子らがパーティーバスから乗り降りた圧巻のショーでは、ブランドのオーセンティックなスタイルが復活。カラーレスでミニマル、ボディコンシャスでスポーティ、それでいながらグラマラスは忘れることがないという神業は今でも健在だ。レザーのボトムスにテイラースーツ、レザージャケットにトレンチコート、ストライプシャツにレーススリップなどハイブリッドなアイテムが続々と登場し、カジュアルでありながらも高次元なパーティースタイルが完成されている。また、コレクションに華を添えるのは巨匠 Stephen Jones (ステファン・ジョーンズ) が手掛けたヘッドピース。「PARTY ANIMAL」や「WANGOVER (ブランド名と二日酔いを意味するハングオーバーを組み合わせた造語)」といったスローガン、「No Smoking」を煙のようなフォントで表現したヘッドドレスは、まさに本コレクションのマスターピースとも言えるだろう。
問い合わせ先/アレキサンダー ワン 03-6418-5174
HP: www.alexanderwang.com