Coach (コーチ) 2018年春夏コレクション、ニューヨークに恋して
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Coach (コーチ) 2018年春夏コレクション、ニューヨークに恋して
Coach's 2018 Spring Summer Collection
Stuart Vevers (スチュアート・ヴィヴァース) による Coach (コーチ) がニューヨークにて2018年春夏コレクションを発表した。
90年代にアメリカを席巻した伝説のヒップホップグループ A Tribe Called Quest (ア・トライブ・コールド・クエスト) が解散を発表した1998年、ニューヨークでひとつのムーヴメントが幕を下ろした。しかし、彼らは昨年オリジナルアルバム『We Got It from Here… Thank You 4 Your Service』を新たにリリース。Kendrick Lamar (ケンドリック・ラマー)、Kanye West (カニエ・ウエスト)、Anderson.Paak (アンダーソン・パーク) といった現代の音楽シーンで活躍する豪華アーティスト達をゲストに迎え、見事なカムバックを果たした。ここビッグアップルでは常に何かが生まれ続け、そこにリミットなんてない。彼らの代表曲のひとつであり、1993年のヒットナンバーである「Electric Relaxation」のミュージックビデオで映し出されるのは、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルディングをはじめとする摩天楼、ブルックリンブリッジ、5番街、人々の雑踏、数えきれないほどのイエローキャブ。タクシーの窓越しで美女と目が合う、それだけでも人々がこの街への憧れを募らせるには十分だ。
特に派手な演出もなく、シンプルにニューヨークを描き出した同楽曲の歌詞「A pretty little something on the New York steet」をテーマにした Coach (コーチ) 2018年春夏コレクションは、クリエイティブ・ディレクター Stuart Vevers (スチュアート・ヴィヴァース) からの紛れもないニューヨークへの愛の讃歌だ。これまでもアメリカのカルチャーをインスピレーションにコレクションを発表し続けてきた英国出身の彼は、ニューヨークという街が持つ魔力にどうやら首ったけのようだ。グリッターの光り輝くランウェイで繰り広げられたのは、ニューヨークだけが可能にしてくれる果てなきクリエイティビティ。
このコレクションの鍵を握るのは、誰もが知るアメリカの現代アート界のレジェンド Keith Haring (キース・ヘリング)。グラフィティアートのパイオニアである彼の代表作がTシャツは勿論、セーターからドレス、バッグにまで様々な手法で落とし込まれている。同コレクションでは、1972年に Bonnie Cashin (ボニー・カシン) がブランドのために最初にデザインしたバッグ「Mailbox」も装い新たに復刻され、世紀のコラボレーションが実現している。
コレクションの主役となったのは、間違いなくパステルカラーで彩られたスリップドレスの数々だろう。サテンからメタリック、パッチワークやスパンコール、レース…ヴァラエティに富んだ素材使いで表現された遊び心溢れるドレス達は、センシュアルであるべきなのにどこかイノセント。フェミニンなルックと並んで登場したのは、ブランドお馴染みのプレーリープリントやプレッピースタイルのアイテム、アロハシャツやスーベニアジャケット、ウエスタンシャツなど。ニューヨークというコンクリートジャングルに多種多様な人々が集まるように、アメリカの各地で派生したスタイルがこのコレクションで共生している。アメリカの片田舎から出て来た少女が、ニューヨークの街角で大人になっていくような、危険をはらんだ夢物語がここには詰まっている。
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