Hyun Mi Nielsen (ヒュンミ ニールソン) 2018年春夏オートクチュールコレクション

Hyun Mi Nielsen (ヒュンミ ニールソン) はクチュールコレクションで3シーズン目のショーを発表した。デビューは13ルック、前回は19ルックだったが今シーズンは会場も大きくなり20ルックを並べた。

PVC やレザーで丹念に作られたパーツをつなげるドレスには、シルバーメタルやスタッズでエッジを効かせている。ヴィンテージ布のパーツはパッチワークされ、ランダムな布端が飾られている。美しいプリントドレスには量感たっぷりのジャケットを合わせメンズモデルも登場した。シルクのジャケットや A ラインに広がるパンツは無駄のないカッティングでボディと寄り添いながら風になびいている。

シルクプリントの広いトリムの帽子、レザーやデニムで目まで覆うハットには貝やメタル、リボンが装飾されている。パリのゴミ袋のような黒いプラスチックバッグやテントのように羽織るコートが印象的だ。混沌としたパリの街を感じさせる。強い服なのに、どこか儚げな余韻を感じさせるのが Hyun Mi Nielsen の魅力かもしれない。

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Hyun Mi Nielsen (ヒュンミ ニールソン)
オリジンは韓国だがデンマークで育つ。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業後、Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン) のアトリエに入る。その後、Balenciaga (バレンシアガ)、GIVENCHY (ジバンシー)を経て2016年春夏コレクションでプレタクチュールブランド「Hyun Mi Nielsen (ヒュンミ ニールソン)」を立ち上げる。