装いを変えることは世界を変えること、Dior (ディオール) 2018-19年秋冬プレタポルテコレクション
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装いを変えることは世界を変えること、Dior (ディオール) 2018-19年秋冬プレタポルテコレクション
Dior's Autumn Winter 2018-19 Collection
Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) による Dior (ディオール) 2018-19年秋冬プレタポルテコレクションがパリのロダン美術館庭園にて発表された。
Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) による Dior (ディオール) 2018-19年秋冬プレタポルテコレクションがパリのロダン美術館庭園にて発表された。3週間かけて建設された会場は、12,000㎡にもおよぶ3000枚のプリントされたポスターで埋め尽くされた。
数々の偉業を成し遂げ、伝説の『Vogue (ヴォーグ)』編集長として知られる Diana Vreeland (ダイアナ・ヴリーランド) は、かつて「60年代、すべては個性の問題でした。初めてモデルが個性を表したのです。物事が大きく動いた時代であり、クリエイティブな時代。女性たちは自身のイメージをつくりあげました。」と語り、「youthquake (ユースクエイク)」という言葉を生み出した。「若者」と「地震」を組み合わせたこの造語は、半世紀前に提唱されたにも関わらず、昨年の Oxford (オックスフォード) が発表した「Word Of The Year」に選出され、話題を集めたことが未だ記憶に新しい。
Maria Grazia Chiuri は今回、今から50年前に遡り、「youthquake」が起こった1968年という時代を蘇らせた。エネルギーと想像力に溢れ、様々なカルチャーが花開いた時代。モード界でもそれまでに信じられてきたルールが一瞬にして覆され、若者によるファッションが革命を起こした時代だ。その時代には、世界を変えることと装いを変えることはイコールだった。
その時代を象徴するディテールやシンボルの数々、より短くなったスカート丈、ボヘミアン薫るエンブロイダリーが施されたオーガンザドレス、キルトやデニムのパッチワーク、当時の若者のライフスタイルを彷彿とさせるルックの数々がお目見え。そこから感じ取ることができるのは、その激動の時代で自由を謳歌した若者たちの挑発的なアティチュードだ。好きなものは好きなだけ身につける、ルールなんて必要ない、そんなメッセージが込められたかのようなレイヤードルックは、Maria Grazia Chiuri が現代の女性に贈る新たなユニフォーム。
また、今回のコレクションの躍動感あふれるグループショットを撮影したフランス人戦場レポーターの Christine Spengler (クリスティーヌ・スペングレル) のインタビューも公開されている。兄弟を失ってから黒を身に纏ってきたという彼女は、女性たちに寄り添い、多くの写真を撮影してきたことで知られている。
問い合わせ先/クリスチャン ディオール 0120-02-1947
HP: www.dior.com