ボッテガ・ヴェネタ、2018年春夏キャンペーンフィルムシリーズが遂に終幕
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ボッテガ・ヴェネタ、2018年春夏キャンペーンフィルムシリーズが遂に終幕
Watch Last 2 Episodes From Bottega Veneta's Campaign Film Series
by Manaha Hosoda
Bottega Veneta (ボッテガ・ヴェネタ) が Fabien Baron (ファビアン・バロン) 率いる Baron & Baron (バロン&バロン) とコラボした2018年春夏キャンペーン「アート・オブ・コラボレーション」から、遂にラストを飾る2作品が公開された。
Bottega Veneta (ボッテガ・ヴェネタ) が Fabien Baron (ファビアン・バロン) 率いる Baron & Baron (バロン&バロン) とコラボした2018年春夏キャンペーン「アート・オブ・コラボレーション」から、遂にラストを飾る2作品が公開された。
デジタルを主体に映像6作品のアンソロジー・シリーズを展開してきたこのキャンペーンは、2018年2月からスタートし、これまでに4作品が公開されてきた。クリエイティブ・ディレクター Tomas Maier (トーマス・マイヤー) が2001年にスタートしたアーティストとのコラボプロジェクト「アート・オブ・コラボレーション」の新たな試みであるこの映像作品は『リフレクションズ』と題され、「ミステリー」「洗練」「建築」「センシュアリティ」「シュールレアリスム」といったブランドの美的ビジョンの柱を反映。Philippe Le Sourd (フィリップ・ル・スール)、Stefan Beckman (ステファン・ベックマン)、Johnny Jewel (ジョニー・ジュエル) といった錚々たる製作陣が揃えられ、長編映画かと見紛うほど大きなスケールの映像を繰り広げてきた。
今回新たにお目見えしたのは、第5作品目「Aurora」と第6作品目「Vertigo」。メタリックのドレスを纏った Vittoria Ceretti (ヴィットリア・チェレッティ) が霧の立ち込める暗闇の中を進んでいく「Aurora」では、突如明るく白い光が現れ、Vittoria Ceretti が消えてしまうというミステリータッチな作品。この光は実は、「明るい未来」を指し示しており、退廃的な映像とは裏腹にポジティブなメッセージが込められている。また、「Vertigo」はそのタイトル(日本語で「めまい」の意)の通りレーザーとネオンライトに満ちた刺激的な映像に仕上げられており、観る者を想像の世界へと引き込んでいく作品。そのセンシュアルで幻想的な世界観は、まさに最後を飾るのにふさわしいが、本シリーズが完結してしまうのはなんとも心寂しい。Bottega Veneta 「アート・オブ・コラボレーション」の次シーズンに引き続き期待したい。