Jennifer Lee (ジェニファー・リー) が2018年「ロエベ クラフト プライズ」を受賞、特別賞は桑田卓郎
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Jennifer Lee (ジェニファー・リー) が2018年「ロエベ クラフト プライズ」を受賞、特別賞は桑田卓郎
Jennifer Lee Wins LOEWE Craft Prize 2018
by Manaha Hosoda
LOEWE (ロエベ) クリエイティブ ディレクター Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) が主催するインターナショナルアワード「ロエベ クラフト プライズ」の本年度の受賞者が5月3日にロンドンのデザイン・ミュージアムにて発表された。
Loewe (ロエベ) クリエイティブ ディレクター Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) が主催するインターナショナルアワード「ロエベ クラフト プライズ」の本年度の受賞者が5月3日にロンドンのデザイン・ミュージアムにて発表された。
今年で第2回目の開催となる「ロエベ クラフト プライズ」を見事勝ち取ったのは、Jennifer Lee (ジェニファー・リー) の『Pale, shadowed speckled traces, fading elipse, bronze specks, tilted shelf(2017)』。授賞式で、Jennifer Lee には Dame Helen MIrren (ヘレン・ミレン) からシルバーのトロフィーと5万ユーロ(日本円で約650万)の賞金が授与された。また、特別賞には日本人陶芸家・桑田卓郎の『Tea Bowl (2017)』とフランスのテキスタイル・アーティスト Simone Pheulpin (シモーヌ・フェルパン) の『Croissance XL“ (XL Growth)』が選ばれた。審査員は、2017年度の「ロエベ クラフト プライズ」の優勝者である Ernst Gamperl (エルンスト・ガンペール) をはじめ、プロダクトデザイナーの喜多俊之や建築家兼工業デザイナーの Patricia Urquiola (パトリシア・ウルキオラ) などデザイン、建築、ジャーナリズム、評論、美術館のキュレーターなど各界のスペシャリスト達が務めた。Jonathan Anderson は「ジェニファー・リーは僕にとって“フォームのランドマーク”です。審査員たちはその古典主義とタイムレスな永遠性を賞賛しています」とコメントしており、審査員たちは桑田卓郎について「彼は典型的で伝統的はセラミックを逸脱し、新しい世界を指し示しました」と彼のエナジーと作品に見られる自己表現に敬意を表している。
Jennifer Lee や桑田卓郎、Simone Pheulpin をはじめ、30人のファイナリスト全員の作品は、6月17日までロンドンのクラフト・ウィーク・プログラムの一環としてデザイン・ミュージアムで展示される予定。是非、立ち寄る機会のある方は足を運んでみて欲しい。