クチュールとメゾンの原点回帰、渾身のコレクション アルマーニ・プリヴェ2018年秋冬コレクション
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クチュールとメゾンの原点回帰、渾身のコレクション アルマーニ・プリヴェ2018年秋冬コレクション
Armani Privé Fall Winter 2018 Collection
by Daisuke Yokota
2018年秋冬パリ オートクチュール コレクションをファッションディレクター萩原照美が速報レポート。Armani Privé (アルマーニ・プリヴェ) 2018年秋冬コレクション。
パリ、オートクチュールコレクションで発表するジョルジオ・アルマーニのプリヴェは、いつもの会場からイタリア大使館に場所を移しクチュールの原点回帰を試みた。もともとオートクチュールは、メゾンに顧客を招き近い距離感で服を見せることから始まった。アルマーニは大使館のシャンデリアが下がる小部屋をクチュールサロンに見立て渾身の96ルックを並べた。
最初に登場したシャンパンカラーの肩を丸く仕上げるテーラードにパンツの組み合わせは、まさにアルマーニスタイルだ。コレクションはシャンパンゴールドと黒のバイカラーのルックが続く。程よくシェイプされたジャケットに揺れるパンツはプレタポルテよりラグジュアリーな生地が使われているが、シャープでしなやかなアルマーニスタイルは健在だ。80年代ミラノの本社の小さなサロンでドキドキしながら見たコレクションを思い出した。センターにサテンリボンを通した黒のトップスにシャンパンカラーのパンツを合わせたルックは、ベレー帽とバレエシューズを合わせて軽快に着たいお気に入りのルックだ。
クロコダイルのブルゾンにはサテン衿を付け、クールなアイテムをエレガンスに落とし込んでいる。シンプルな服に、時に大振りなアクセサリーやバッグでスタイリングを完成させる。大きなシルクオーガンジーのベールをまとったソワレは花びらに包まれた花のようだ。コレクション後、芝生と花に囲まれた庭園でシャンパンとカナッペで優雅なひとときを過ごした。
問い合わせ先/ジョルジオ アルマーニ 03-6274-7070
HP: www.armani.com