イタリア出身のアーティスト Rudy Cremonini (ルディ・クレモーニ) の日本初となる個展が開催

イタリア出身のアーティスト Rudy Cremonini (ルディ・クレモーニ) の日本初となる個展「The roots of lotus」が、104 GALERIE にて開催している。

イタリア・ボローニャを拠点に活動をする Rudy Cremonini の作品は、「日常」や「普通」を掘り下げ、その下に潜む矛盾をあらわにするものが多いのが特徴のひとつだ。風景や部屋、人物像や動植物、 並んだ石膏像。作品に描かれたイメージは一見有り触れた日常的な場面だが、その根本的主題となるものは、良心と本心の感情の往来、犠牲を払うことによって起こり得る喜び、安全が保障される代わりに奪われる自由など生きる上での矛盾や葛藤などを扱っている。彼の作品には常にこうした極めて個人的な空虚感や孤独を示唆する比喩的要素が含まれている。 また、分厚い油絵の具で描かれた曖昧な形態と特徴的な筆跡、そして本展のタイトル「The roots of lotus」からも窺えるように、決して煌びやかではない表象そのものの性質を探求し、魅力や愛らしさを表現する喜びも彼の創造性の原点と言えるだろう。

本展では、2013年以降の作品から最新作まで、大小作品合わせて約20点ほどのペインティングを 104 GALERIE,104 GALERIE-R にて包括的に展覧。また 2018年カゼルタ宮殿にて行われた大型個展に合わせ Gli Ori より出版された作品集も数量限定で販売する。イタリアをはじめ、欧米諸国で高い評価を受ける気鋭のアーティストの初来日作品はぜひともチェックしてほしい。

Waiting room, 2013 Rudy Cremonini Oil on canvas 90 x 110 cm © Rudy Cremonini Courtesy of the artist and 104GALERIE

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