Loewe Fall Winter 2019 Collection

ブランドヘリテージをモダンなレイヤードスタイルで発信するジョナサン・アンダーソンの Loewe (ロエベ) 2019年秋冬コレクション

Loewe Fall Winter 2019 Collection
Loewe Fall Winter 2019 Collection
News/

ブランドヘリテージをモダンなレイヤードスタイルで発信するジョナサン・アンダーソンの Loewe (ロエベ) 2019年秋冬コレクション

Loewe Fall Winter 2019 Collection

by Daisuke Yokota

Loewe (ロエベ) 2019年秋冬コレクションをファッションディレクターの萩原輝美が速報レポート。

Loewe (ロエベ) はアートを支援する財団を所有し、世界中の新人クリエーターたちをサポートしている。クリエイティブ ディレクターの Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) は常に職人の技やアートに誘発された服作りをコレクションに反映している。

会場はいつものユネスコ本部、白い壁には16〜17世紀の楕円形のミニチュアポートレイトがかけられている。伝統的な寄席細工の黒い床とコントラストを放つ。

客席に置かれたプレスリリースは19名のポートレートのカタログだ。イギリス人、フランス人など国境を超えた人々の肖像画だ。

ジョナサン・アンダーソンはクラシックとモダンの間で新しいバランスの服を作る。今シーズンは、直線的な肩にウエストを絞ったIライン、もしくはAラインのシルエットを強調した。テーラーリングも増えているがバイアスに剥いだ袖がモード感を加えている。

繊細なレースのブラウスにニットのマント、ワイドパンツの組み合わせにはバックル付の真っ赤なモカシンを合わせた。ロエベらしい上質なレザーのバッグは大ぶりでカジュアル感を加える。

ナッパレザーにフェザーを剥いだコートは質感の美しさが際立つ。パールのついたブラウスにデニムのワイドパンツはモダンなバランスでリアルに着たいアイテムだ。

クラシックなボータイのブラウスがコーディネイトにエレガンスを加えている。羽の形をしたスカルキャップは1950年代に活躍した帽子職人コレットにインスパイアされたもので着こなしのアクセントになっている。どれもレイヤードが楽しめるコーディネイト自由なコレクションだ。

 

HP: www.loewe.com