Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン) の軌跡を貴重な記録とともに振り返ったドキュメンタリー『マックイーン:モードの反逆児』が公開

天才にしてファッション界の反逆児。Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン) の人生を、友人や家族の独占インタビューやファッションアーカイブ、友人の作曲家 Michael Nyman (マイケル・ナイマン) の音楽を通して紐解いた、待望のドキュメンタリー『マックイーン:モードの反逆児』が4月5日(金)より公開する。

前衛的なデザインと独自の美学、ずば抜けた想像力から生み出される数々のショーで世界を魅了しながらも、その成功の影で悩み苦しんだ、Alexander McQueen。その伝説は、学歴も仕事もないロンドンの労働者階級の青年が、16歳の時に人手不足の老舗テーラーで働き始めたことをきっかけに服作りの才能に目覚めるところから始まる。23歳で失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビュー。次々と開いたセンセーショナルなショーは、大絶賛とバッシングの嵐を生み出し、彼の名前をたちまち世に広めた。そして1996年、弱冠27歳で Givenchy (ジバンシイ) デザイナーに大抜擢。シーズンを重ねるごとに老舗メゾンのエレガントな世界観と独自の革新的な感性を融合させ、洗練されたコレクションを発表する一方で、自身のブランドのショーはますます過激になり、“モードの反逆児” と名付けられながらも34歳で大英帝国勲章を受章するなど唯一無二の地位を築いてゆく。ところが、富と名声の絶頂期にいた40歳で突然、自ら命を絶つことでその伝説には終止符が打たれてしまうのだった。

© Salon Galahad Ltd 2018

謎に包まれた孤高の天才デザイナーの生き急いだ日々に迫るのは、『エッジ・オブ・スピード』(2016・未) などのエンターテイメント作品の製作・監督を務めてきた監督の Ian Bonhote (イアン・ボノート) と、『オネーギンの恋文』(1999) の脚本や『キンキーブーツ』(2005) の製作で知られる Peter Ettedgui (ピーター・エテッドギー)。本作は、これまで所在不明だったインタビュー映像、家族の全面協力のもと提供されたプライベート映像、姉と甥、友人、関係者など McQueen ともっとも近しかった人々の証言をもとに構成されており、天真爛漫な野心で叶えた夢がプレッシャーという悪夢へと変わっていった様を鮮明に回顧してゆく。プライベートな記録だけでなく、ファッション史に残る5つのショーを起点に、McQueen  が自らの心の奥に潜むグロテスクな闇を「世界にたったひとつの美」へと昇華させるべく命を削ってまで服と向き合った壮絶な創作現場も公開。映像とともに生前の McQueen が、作業場で聴いていたという Michael Nyman (マイケル・ナイマン) の音楽が映画をより壮大に彩っている。これまで多く語られてこなかった天才の光と影を残酷なまでに映し出した珠玉のドキュメンタリー作品の公開が待ち遠しい。

＜試写会プレゼント＞
TFP では 2019年3月28日(木)に六本木のキノフィルムズにて18時30分から開催される試写会へ5組10名様をご招待。上映は19時00分から、応募方法は、TFP のツイッターをフォローして投稿されるこの映画の記事をリツイート。締切は 2019年3月14日(木)24時まで。当選通知はツイッターのダイレクトメッセージから。TFP の公式ツイッターはコチラからぜひチェックしてみて。
※なお、当選連絡から3日以内にご返信のない場合は権利が白紙となることがございますのでご注意ください。

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