Chanel
fall-winter 2019/20 haute couture collection

本への情熱を捧げた CHANEL (シャネル) 2019/20 年秋冬 オートクチュール コレクション

© CHANEL

Chanel fall-winter 2019/20 haute couture collection
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本への情熱を捧げた CHANEL (シャネル) 2019/20 年秋冬 オートクチュール コレクション

Chanel
fall-winter 2019/20 haute couture collection

by Manaha Hosoda

「本は私の親友」図書館が醸す静謐な雰囲気の中で披露された Virginie Viard (ヴィルジニー・ヴィアール) がアーティスティック ディレクター就任後初となるオートクチュール コレクション。

CHANEL (シャネル) が2019/20年秋冬 オートクチュール コレクションをパリのグラン パリにて発表した。

毎度壮麗な演出で観る者を圧倒する CHANEL のランウェイショー。今回、会場に生み出されたのは巨大な円形の図書館。おびただしい量の本に囲まれたランウェイが物語るのは、Gabrielle Chanel (ガブリエル シャネル)、Karl Lagerfeld (カール ラガーフェルド)、そして現アーティスティック ディレクター Virginie Viard (ヴィルジニー・ヴィアール) に共通する本への情熱だ。

「本は私の親友」と語るほどの読書家で、読書の時間を非常に大切にしていた Gabrielle Chanel。ランウェイでは、ウィングチェアやコーヒーテーブル、ラグといった居心地のいい家具が設置され、Gabrielle Chanel のアパルトマンにあった調度品を再現したものもいくつか飾られた。

「ノンシャランでエレガント、そして自由で動きやすいシルエット。 そのようなシャネルのアリュールを纏った女性をイメージしました。」
と Virginie Viard が語るように、舞台セットと見事にマッチするリラックス感のある知的な装いが多数登場。1930年代の洗練された雰囲気が Virginie Viard による現代的なタッチで蘇っている。

CHANEL を代表するツイードがコートやボンバージャケット、ボレロなどでみられ、他にも上質なサテンやベルベット、オーガンザ、シフォンといった柔らかな光沢感を放つ素材がコレクションを彩っている。リボンやフローラルモチーフ、フリルなどフェミニンなモチーフをセレクトしながらも、グラフィカルなテキスタイルや大胆なカッティング、ワイドパンツで甘くなりすぎない絶妙なバランス感が発揮されている。

まるで本をめくったかのようなホワイトのライニングや様々な色をレイヤードしたルックなど、遊び心が隠されたルックも。

会場には Margot Robbie (マーゴット・ロビー) や中条あやみ、Marine Vacth (マリーヌ・ヴァクト)、Caroline de Maigret (キャロリーヌ・ドゥ・メグレ) ら CHANEL のアンバサダーに加えて、Isabelle Adjani (イザベル・アジャーニ)、Marion Cotillard (マリオン・コティヤール)、Isabelle Huppert (イザベル・ユペール)、Amandla Stenberg (アマンドラ・ステンバーグ)、日本からはカヌースラローム選手の羽根田卓也も登場した。