巨匠クリント・イーストウッドが描く、驚愕の実話『リチャード・ジュエル』が公開
News
巨匠クリント・イーストウッドが描く、驚愕の実話『リチャード・ジュエル』が公開
"richard jewell"
to launch in japan from january 17
巨匠 Clint Eastwood (クリント・イーストウッド) の通算40作目となる最新作は、オリンピック爆破テロの容疑者と真実を追う弁護士を描いたサスペンスドラマ『リチャード・ジュエル』。公開は2020年1月17日(金)より。
俳優・監督として数々の金字塔を打ち立ててきた Clint Eastwood (クリント・イーストウッド)。これまでも『アメリカン・スナイパー』(2015)『ハドソン川の奇跡』(2016) など実際に起きた事象、出来事の中から歴史に残すべき英雄を取り上げて来た彼が、節目となる監督第40作目で新たに目を向けたのは、いったんは英雄とされながらもマスメディアや捜査機関の暴走で容疑者となった名もなき一人の警備員の実話だった。
物語の主人公リチャード・ジュエルは、1996年のアトランタ爆破テロ事件の第一発見者として多くの命を救った英雄。しかしながら、わずか数日で犯人検挙に追われたFBIの標的にさらされ、第一容疑者のレッテルを貼られてしまう。アメリカでは、無罪が証明され、真犯人が逮捕されたにも関わらず、いまだに事件の容疑者というイメージが名前についてまわっているという。善良さゆえに潔白を証明する機会も与えられず、根拠のない誹謗中傷によって疲弊していく人間というのは、現代の日本にも多く存在する。SNS が人々の生活に根付き、姿なき誹謗中傷が蔓延する現代社会、いつどこで被害者、あるいは加害者になってもおかしくない混沌とした時代に警鐘を鳴らす切実なテーマを、Clint Eastwood はサスペンスをふんだんに盛り込みながら普遍的なドラマとして描き出す。
物語の軸となるリチャードには、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2018) などに出演した Paul Walter Hauser (ポール・ウォルター・ハウザー) を抜擢。歩き方や細かい癖までも研究し、役作りに落とし込んだ彼の姿は、リチャードの実母ボビ・ジュエルすらも感嘆させたという。リチャードを唯一信じた異端弁護士ワトソンには『スリー・ビルボード』(2018) の Sam Rockwell (サム・ロックウェル)、母ボビには Kathy Bates (キャシー・ベイツ) と、ベテランのアカデミー賞受賞者コンビがしっかりと脇を固めている。『ベイビー・ドライバー』(2017) の Jon Hamm (ジョン・ハム)、『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』(2019) の Olivia Wilde (オリヴィア・ワイルド) ら演技派俳優たちが物語に彩りを添える。そのほか、徹底的に事件当時をリサーチし、再現したロケーションや衣装にも注目してほしい。事件現場の記念公園を3、4週間に渡って貸切り、大掛かりな再現セットを制作。当時行われていた屋外イベントの担当者をプロジェクト・マネージャーとして起用し、細部にいたるまで本物同様に作り込んだ。その他、登場人物たちの住まいや事務所なども実在の建物を確保し、撮影を行うなど精巧なまでに再現されたあの夏のアトランタがスクリーンに広がる。観る者を当時に引き込むクリエイティブの結晶を、ぜひ劇場で体験してほしい。
<あらすじ>
1996年、アメリカ・アトランタで起きた爆破事件。数千人の命を救ったのは、勇気ある警備員のリチャード・ジュエルだった。しかし、国家とメディアの陰謀で、彼は容疑者として、顔と実名を世界中に晒されてしまう…。過熱する報道、FBIの執拗な追求、世論からの誹謗中傷。しかし、たった一人、彼の無実を信じる無謀な弁護士ワトソンがいた。リチャードとワトソンは、巨大な権力に立ち向かうのだが——
<試写会プレゼント>
TFP では 2020年1月7日(火)にニッショーホールにて18時00分から開催される試写会へ5組10名様をご招待。上映は18時30分から、応募方法は、TFP のツイッターをフォローして投稿されるこの映画の記事をリツイート。締切は 2019年12月22日(日)24時まで。当選通知はツイッターのダイレクトメッセージから。TFP の公式ツイッターはコチラからぜひチェックしてみて。
※なお、当選連絡から3日以内にご返信のない場合は権利が白紙となることがございますのでご注意ください。