The Mercer | ザ・マーサー
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The Mercer | ザ・マーサー
The Mercer
ソーホー地区のマーサー通りとプリンス通りとの交差点に建つ「ザ・マーサー(The Mercer)」は、ニューヨーク初のロフトホテルであり、この地区の特色がぎゅっと凝縮されています。ロフトはソーホーならではの建築物。1960年代にアーティストたちが、使われなくなった倉庫を買い取ったのが始まりで、大きな窓から入るたっぷりの陽光、剥き出しのレンガに鉄の柱や筋交いというのが建物の特徴です。マーサーは、ニューヨークのホテル業界に先駆けてフローリングを取り入れました。デザイナーのクリスチャン・リエグルが選んだ家具は、簡潔ででしゃばらないものばかり。それもそのはず、何もないがらんとした空間こそロフトの最大の魅力なのです。
提供: Tablet Hotels
ソーホー地区のマーサー通りとプリンス通りとの交差点に建つ「ザ・マーサー(The Mercer)」は、ニューヨーク初のロフトホテルであり、この地区の特色がぎゅっと凝縮されています。ロフトはソーホーならではの建築物。1960年代にアーティストたちが、使われなくなった倉庫を買い取ったのが始まりで、大きな窓から入るたっぷりの陽光、剥き出しのレンガに鉄の柱や筋交いというのが建物の特徴です。マーサーは、ニューヨークのホテル業界に先駆けてフローリングを取り入れました。デザイナーのクリスチャン・リエグルが選んだ家具は、簡潔ででしゃばらないものばかり。それもそのはず、何もないがらんとした空間こそロフトの最大の魅力なのです。
ロビー兼図書室に足を踏み入れると、友達のデザイナーのアパートに遊びに来たような気分になります。色あせた革のスクリーン、擦り切れたトルコカーペット、革製の長いすと楕円形のコーヒーテーブルなどが、お洒落で落ち着いた雰囲気を醸しています。客室は、聖書の代わりに肩の凝らない雑誌とゲーム機が置かれています。バスルームは殺風景な白タイルで覆われていますが、フレッテの柔らかなタオルとFace Stockholm(フェイスストックホルム)の化粧品が揃っています。ベッド脇の白木の扉を開ければすぐにお風呂という部屋もあり、お風呂からベッド、あるいはベッドからお風呂に転がり込むことができます。バスタブは2人で入れるほど広く、独立型のシャワーと大きな鏡、シャンプーや口臭予防のミントもあります。
近所の「Mercer Kitchen」のバーは、ゴシップとタバコの煙、そしてプラダなどの高級ブランドが充満する、マンハッタンの住人たちの溜まり場になっています。併設するレストランは有名シェフ、ジャン・ジョルジュ・ヴォンヘリクテンによるフランス料理で、数週間先まで予約でいっぱいです。
意外なことにマーサーは家族旅行に向いています。フレッテのリネンを使ったベビーベッドはおもちゃ付き。ホテルのスタッフは堅苦しい身なりとは逆に気さくで、紅茶ティーバッグでも、真夜中に部屋で脱毛トリートメントを受けたいというリクエストでも、必要なものは何でも揃えてくれます。用事を片付けるためにホテルから出る必要はありません。そしてそれがニューヨークではもっともデカダンな生活なのです。