イヴ・サンローラン・パリ美術館にて“永遠のファッションアイコン”ベティ・カトルー展が開催
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イヴ・サンローラン・パリ美術館にて“永遠のファッションアイコン”ベティ・カトルー展が開催
Saint laurent
introduces new exhibition of betty catroux at Musée Yves Saint Laurent Paris
Saint Laurent (サンローラン) がイヴ・サンローラン・パリ美術館にて Betty Catroux (ベティ・カトルー) の特別展を開催することを発表した。
Betty Catoux は、永遠のファッションアイコンとして多くのデザイナーに影響を与えたパリのファッション界の著名人。これまでに Helmut Newton (ヘルムート・ニュートン) や Irving Penn (アーヴィング・ペン)、Steven Meisel (スティーブン・マイゼル) ら一流のアーティストたちが彼女を撮影してきた。創業者 Yves Saint Laurent (イヴ・サンローラン) の“盟友”としてもひろく知られており、今もなお Saint Laurent のキャンペーンに起用されるなどブランドとも蜜月関係にある。
今回の展覧会では、Betty Catroux からピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団へ寄付された作品を展示。彼女のコレクションは180点のオートクチュールに加えて、Yves Saint Laurent がプレタポルテラインである「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ」のためにデザインした138点のアイテムとアクセサリーで構成。Saint Laurent の現クリエイティブ・ディレクターである Anthony Vaccarello (アンソニー・ヴァカレロ) は彼女自身のワードローブや今でも Saint Laurent のスタイルに影響を与え続けているアイテムをセレクトし、Betty Catroux の美学を本展で探求する。
本展では、1967年にナイトクラブ「The New Jimmy’s」で Yves Saint Laurent が初めて出会った時に表現した彼女の「マスキュリンでありながらフェミニンなスタイル」を反映した50のデザインを展示。また、オートクチュールハウスが1960年代にはじまり2002年にクローズするまで探究を続けてきた「サンローランスタイル」の全ての歴史についても詳しく解説されるなど、まさに見所満載の展覧会となっている。
Anthony Vaccarello は Betty Catroux について下記のように語っている。
「ベティの存在そのものが、サンローランを体現しています。魅力的であり、ミステリアス。不条理ともいえる側面を持ち、捉えどころがないけれど誰もが憧れるカリスマ的存在。そのすべてがハウスの根底にあるのです。ベティに会えばその存在の偉大さが分かります。」