工場の作業員たちもカメオ出演!ひねりの効いたステラ マッカートニー2020年サマーキャンペーンが公開
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工場の作業員たちもカメオ出演!ひねりの効いたステラ マッカートニー2020年サマーキャンペーンが公開
stella mccartney
Summer 2020 campaign
Stella McCartney (ステラ マッカートニー) が2020年サマーキャンペーンを公開した。2020年1月に公開された第1弾では、Johnny Dufort (ジョニー・デュフォート) がみずみずしく茂る草木を背景にビジュアルを撮影。第2弾として新たに公開されたキャンペーンは、ブランドが長きにわたって提携している生産工場のひとつ、ブルネッロを舞台に撮影。モデルには、ブランドと親交が深く、アクティビストとしても活躍する Amber Valletta (アンバー・ヴァレッタ) とモデルの Achenrin Madit (アチェンリン・マディット) が起用されている。
植物がもつパワーを賞賛する Stella McCartney 2020年サマーキャンペーンの第2弾では、2020年サマーコレクションのクリエイションプロセス、そして使用される植物由来のファブリックにスポットライトが当てられている。ファブリックの75パーセント以上に持続可能な素材を採用している2020年サマーコレクションは、Stella McCartney 史上最もサステナブルなコレクション。今回、工場で撮影することにより、サプライチェーンの持続可能性や追跡可能性の必要性を強調している。キャンペーンでは、2020年サマーコレクションに登場したアクセサリーを身につけた工場の作業員たちがカメオ出演。Stella McCartney らしいユーモラスなひねりがプラスされたビジュアルに仕上げられている。
本キャンペーンで注目したいのが、新作バッグの数々。レザーの代替素材であるエコ オルター ナッパとオルター ナッパを素材とする Stella McCartney の新たなアイコンバッグだ。エコ オルター ナッパはPVCフリーで、裏張りにはプラスチック廃棄物に由来するリサイクルポリエステルを採用。植物由来オイルを50%以上配合した成分でコーティング加工が施されており、このコーティングには食料起源ではない、再生可能な天然資源が用いられている。また、工場の作業員たちがかけているアイウェアも同じく天然素材を原材料に製作。木材パルプ繊維由来でバフタル酸エステルを含まない生分解性素材、バイオアセテート製となっている。
本キャンペーンでは、Stella McCartney が大切にするファブリックのひとつであり、ブルネッロが主要サプライヤーであるオーガニックコットンとサステナブルなバッグの製作工程を Achenrin Madit が紹介する映像も公開。ユーモアは忘れずに、サステナブルにコミットしてきた Stella McCartney らしい映像は必見だ。
植物が気候変動による壊滅的な状況の中でも変わらず進化し、成長していく姿を描いたという第1弾は、シダの葉の刺繍が施されるなど、ハンドクラフトやモダニティ、自然と美しさを融合。特に、シダの葉に顔を覆われた Amber Valletta のビジュアルが印象的だった。現在、Stella McCartney のオフィシャル Instagram アカウントでは、2020年サマーキャンペーンの発表を記念して、このビジュアルの Amber になぞらえた「Plant Power (植物のパワー)」フェイスフィルターも公開中だ。