空山基の新作個展「Sex Matter」「Trex」がナンズカにて同時開催へ

©Hajime Sorayama Photo by Shigeru Tanaka Courtesy of NANZUKA

「セクシーロボット」シリーズで知られ、最近では DIOR (ディオール) とのコラボレーションでも話題を集めた空山基。国内外で絶大な支持を集めるアーティストは今回、個展「SEX MATTER」で挑発的ともとれる性のテーマをモチーフにしたロボット作品を発表。ヒューマンスケールサイズの新作彫刻作品から新作ペインティングまでを展示する。空山自身もフェティッシュな女性ヌード像を描いた作品で賛否両論を集めるなど、これまでのアート史において性というテーマは常に物議を醸してきた。作品を通じて世の中に男と女がいることによって生命が誕生するという事実を明示することを試みた本展は、身体改造、ポストヒューマンボディ、AIといったテーマの先の未来における問題提起を暗示していると解釈できるかもしれない。

また、Nanzuka 2Gにおける「Trex」は、ティラノサウルス、ステゴサウルス、ラプトルなどの新作恐竜ロボットシリーズを展示。2019年10月にタイのバンコクで先行発表された鋳物製の彫刻作品5点をはじめ、新作ペインティング作品が発表される。ファンならずとも必見の作品が目白押しだけに、是非とも会期中に足を運んでみてはいかがだろうか。

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