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【クリエイターたちはいま】 vol.2 パグメント

Fall 2020 Never Lonely | 移民をテーマに、さまざまな国から輸入された古着の型を複製して制作。異なる背景を持った洋服同士が組み合わさり、本来の役割を変化させていく。洋服の在り方を考えるコレクション。パスポートや安全ピンなどがモチーフになっている。Photography: Mauricio Guillen

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【クリエイターたちはいま】 vol.2 パグメント

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全世界で自粛生活が長引く中、クリエイターたちは何を考えて、どのように過ごしているのか。連載形式でお届けする「Talk from Home – クリエイターたちはいま」。第2回のゲストは、ファッションレーベル PUGMENT (パグメント) を率いる大谷将弘と今福華凜。2020-21年秋冬コレクション「Never Lonely (ネバー・ロンリー)」のヴィジュアル撮影は3月某日、緊急事態宣言への緊張感が高まりつつある最中に初来日を果たしていた写真家 Mauricio Guillén (マウリシオ・ギシェン) とともに、人気のない公園にて敢行された。モデルは起用せず、代わりに3体のマネキンを引き連れて。

Fall 2020 Never Lonely | Photography: kei murata, Graphic Design: Shun Ishizuka

—現在の1日のスケジュールを教えてください。

起床 →コーヒーを入れ朝食を作る →洗濯 →おやつ →読書 →考え事 →夕食 →入浴 →Netflix (ネットフリックス) →就寝

 

—緊急事態宣言発令後、いちばん変わったことはなんですか?

数ヶ月前まで家で過ごす時間はほとんどなく、オフィスや電車の中でパソコンや iPhone と向き合う時間が1日の大半を占めていました。現在は家の中でできる活動に時間をかけて向き合うことができています。

 

—今自宅でしている、いちばんクリエイティブなことはなんですか?

行動を制限している今、コーヒーを入れることや洗濯、ご飯を作ることなど、今まで当たり前と感じていた日常の全てがクリエイティブであることに気づきました。自分の生活を見つめ直し、より良く生きるために行動することは、服や美術作品を生み出すのと本質的に同じことだと実感しています。

 

—コロナ収束後の未来は、どのようになると思いますか?

人と会えること、人とご飯を食べられること、人が集まって何かをすることに感謝できる未来を祈っています。

 

—パンデミックについて、どのように考えていますか?

今までのように人と会うことが出来ない、誰がウイルスを持っているかわからない、という意味では人との隔たりが大きくなっていると言えます。しかし同時に国・人種・性別・年齢などさまざまな違いを超えてひとつの問題を共有している状況は、隔たりを超えて人々を繋いでいるとも考えられます。ファッション・アート・音楽のような文化が境界を超えることで、ウイルスや不安ではなく、希望が伝染していくといいと思います。

 

—2020-21年秋冬のデリバリーはどうなりますか?

生産現場やチームに無理のない範囲で、可能な限り予定通りのデリバリーを行えるよう努めています。

 

—2021年春夏シーズンに向けて、考えていること/準備していること可能な範囲で教えてください。

今までの生活は戻って来ないと考えたときに、日常は絶対的ではなく相対的であることに気がつきました。日常と非日常は対立した概念ではないということです。そこから、日常着について考えを深めていければと思います。

現在はアーカイブ・プロジェクトとして、パグメントの過去作品を本の1ページに見立てたTシャツを中心に展開する「Pugment Books」の立ち上げ準備をしています。5月13日より、オンラインでの販売やポップアップなどを予定しています。

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