【限定公開】フェリーニ作品からインスピレーションを受けた「4 モンクレール シモーン・ロシャ」、シモーンに5つの質問
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【限定公開】フェリーニ作品からインスピレーションを受けた「4 モンクレール シモーン・ロシャ」、シモーンに5つの質問
5 questions to
Simone Rocha
about "4 MONCLER simone rocha"
by Manaha Hosoda
MONCLER (モンクレール) が Simone Rocha (シモーン・ロシャ) による「4 モンクレール シモーン・ロシャ」を発売。本コレクションでは、ダンスをテーマに MONCLER の機能性やシグネチャーとなる素材が Simone Rocha らしいロマンティックでドリーミーなルックに昇華されている。
Simone Rocha や Craig Green (クレイグ・グリーン)、藤原ヒロシに加え、Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) や RIMOWA (リモワ)、Matthew Williams (マシュー・ウィリアムズ) による ALYX (アリックス)、Richard Quinn (リチャード・クイン) らが参加し、さらなる進化を遂げた「モンクレール ジーニアス 2020」。Simone Rocha は引き続き、自身のロマンティックな世界観と MONCLER のアウトドア精神の融合を追求した。
『甘い生活』(1960)や『道』(1954)といった数々の名作を生み出したイタリア映画界の巨匠 Federico Fellini (フェデリコ・フェリーニ) からインスピレーションを受けたというコレクションはエレガントかつ幻想的。ダークな要素がエッジを加えている。チュチュのようなチュールスカートやレイヤー状のチュールを配したライトキルティングダウンのトラペーズドレス、アウターウェアにも超軽量のチュールが用いられ、テーマとなるダンスの躍動感を表現。ローズ柄のプリント、フリルやラッフルもふんだんに取り入れることでフェミニンなルックを完成させている。また、プラットフォームシューズやスライド、小ぶりなポーチといった豊富なアクセサリー類も見逃せない。
「4 モンクレール シモーン・ロシャ」は、一部のモンクレールと主要セレクトショップ、そしてオフィシャルECサイトにて発売中だ。
—今回で MONLCER とのコラボレーションは4回目となりますが、何か新しいチャレンジはありますか?
今回に限らず、Simone Rocha ならではの美学と MONCLER の持つ機能性やテクニカル要素とのコンビネーションを更に発展させるため、新たな手法を見出すことがいつもチャレンジになっています。今までのどのコレクションでもこういった要素を組み合わせ、クラシックなダウンファブリックのウェイトに変更を加え、異なるテクニックを操作するといった新しい手法を探求してきました。
—MONCLER とのコラボレーションにおける最大の喜びは何でしょう?
このコラボレーションを通じて、MONCLER ならではのフィールドのエキスパート達と共に仕事ができ、MONCLER のプレゼンテーションやショーでのクリエイティブに携われるという素晴らしい機会になっています。
—これまでに登山家やガーデニング、ガイド隊など多彩なテーマが披露されてきましたが、今回はダンスをテーマに選んだ理由を教えてください。
ドレスの持つムーブメントやダンス、フェミニニティ、ファンタジーにインスパイアされました。フェリーニ作品に加え、クラシックオペラやバレエのムーブメント、ドラマやコスチュームに着目しました。モンクレールの専門知識をはじめ、ファブリケーションやシルエットを探求し、それを私の考えるモダンフェミニニティという女性らしいものに再解釈しています。
—フェリーニ作品からはどんな影響を受けていますか?特に影響を受けた作品も教えてください。
オペラやバレエをはじめ、フェデリコ・フェリーニの手掛けた映画の『8 1/2』や『甘い生活(原題:La dolce vita)』、『Roma』などでのムーブメントやドラマ、コスチュームにインスパイアされました。映画の中のムーブメントと MONCLER のコードを調和させることにチャレンジしました。アウターウェアと対照的な、チュールやチュチュのシェイプがフェミニニティとユーティリティを両立させています。
—ミラノで開催されたプレゼンテーションでは、Petra Collins (ペトラ・コリンズ) によるショートフィルムを披露されていました。またルックブックでは、振付師と仕事をするなど新しい試みがありましたね。
彼女とコレクションのショートムービーを製作できたことは、とても貴重な機会となりました。このコレクションがダンスやムーブメントからインスパイアされているということをショートムービーやルックブックに反映させたかったのです。われわれはロンドンを拠点とする振付/ダンスグループの「Clod Ensemble」との取り組みも行っています。彼らはムービーやルックブックの振り付けを担当するとともに、ムービーとルックブックにも登場しています。
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