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【クリエイターたちはいま】 vol.8 コムアイ

photography: kodai ikemitsu

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【クリエイターたちはいま】 vol.8 コムアイ

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全世界で自粛生活が長引く中、クリエイターたちは何を考えて、どのように過ごしているのか。連載形式でお届けする「Talk from Home – クリエイターたちはいま」。今や世界的な知名度を誇る水曜日のカンパネラのメンバーであり、近年では屋久島の豊かな自然を讃えた音楽ユニット YAKUSHIMA TRESURE (ヤクシマトレジャー) や女優業もスタートするなど、各方面で大活躍中のアーティスト・コムアイ。彼女らしい率直な回答を今回TFPのために寄せてくれた。

—現在の1日のスケジュールを教えてください。

買い出し以外はずっと家にいて、ご飯を作ったり、歌を歌ったり、遠隔で打ち合わせをしたり。映画はほとんど観てないです。音楽もインドの古典音楽しか聴いてないです。ナレーションの仕事は、自分で録音して送ったりしています。

 

—緊急事態宣言発令後、いちばん変わったことはなんですか?

状況の受け止め方が人によって違っていたので、仕事をキャンセルするべきか、人と会わないべきか悩んでいたが、発令後はその必要がなくなった。

 

—今自宅でしている、いちばんクリエイティブなことはなんですか?

3月はインドで歌を習ったり練習しようと思ってもともとスケジュールを入れていませんでした。それが行けなくなってしまったので、先生からオンラインレッスンを週一で受けていて、それが生活の励みになっています。私はもともと10年間ほとんど家にいない生活を送っていました。外で人に会ったり、旅行をしたり、何かを観に行ったりする毎日に、楽しさの陰で空回りしている感じをうっすら感じていました。それが去年の暮れくらいから、昼間も家にいてじっとしていることの方が面白くなってきたので、身体が徐々に家モードに切り替わっていったようで不思議です。

 

—コロナ収束後、まずやりたいことはなんですか?

ライブかな。

 

—コロナ収束後の未来は、どのようになると思いますか?

早く元の日常に戻るといいな、という言葉に何か引っかかるところがあるんだよな。平穏を取り戻す、という意味では同意するけれど、今の状況がFUCKで前の状態に戻ればOKっていう気もしない。ついつい先送りにしていた未来の展望が、少し早めにやってくるように、次の世の中に変わっていくためのステップだと思いたい。だから、この期間はさなぎとか冬眠のようなイメージかな。既存の状態では、生きていくためには全員が出来るだけたくさんのお金を手にしなくてはならない→そのためにはたくさん売りものが必要→たくさん買わないといけない気持ちにさせる、ということが起きていて、それは学生の頃から、うんざりしながら認めていたところがあったと思う。楽しみきっている部分もあったと思う。今回、生活が変わって私が感動したのは、使うお金が少なくて、稼ぐお金も少ないのも、悪くないなと思えたこと。なので元の速度に戻ったらがっかりしそう。前ほど速くない東京で、みんながちゃんと食べて遊べて笑えるっていうのはできる気がするので、それはどんな感じだろう〜と想像しています。

 

—パンデミックについて、どのように考えていますか?

生態系の中に、目に見えない菌が広がる世界の中に、私たち人間もいて、すべてが影響しあっているのだな、、と体感します。それから、地球規模のパンデミックを体験するのは初めてなので、菌には人種差別はないのだな、と当たり前のことに驚いたというか、嬉しいような感じがしました。

 

【コムアイとオオルタイチによるYAKUSHIMA TREASURE初のワンマンライブ映像が公開】
水曜日のカンパネラとオオルタイチが共作したEP『YAKUSHIMA TREASURE』をきっかけに始動したYAKUSHIMA TREASUREが、2019年8月に恵比寿 LIQUIDROOM (リキッドルーム) の15周年企画として開催した初のワンマンライブの映像のフルバージョンがYouTube上で現在無料公開中。

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