5 questions to
Jo Malone
about collaboration with Zara

【限定公開】ザラの話題のフレグランスコレクション「Jo LOVES」がついに上陸!ジョー・マローン創始者に5つの質問

5 questions to Jo Malone about collaboration with Zara
5 questions to Jo Malone about collaboration with Zara
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【限定公開】ザラの話題のフレグランスコレクション「Jo LOVES」がついに上陸!ジョー・マローン創始者に5つの質問

5 questions to
Jo Malone
about collaboration with Zara

interview & text: manaha hosoda

英国を代表するフレグランスブランドである Jo Malone London (ジョー・マローン・ロンドン) の創始者であり、現在は2011年にローンチした「Jo LOVES」を手掛ける Jo Malone CBE (ジョー・マローン CBE)。今回、ZARA (ザラ) は彼女とコラボレーションしたフレグランスとキャンドルのコレクション「Zara Emotions Collcetion by Jo LOVES」を国内で5月27日より発売する。

「Zara Emotions Collcetion by Jo LOVES」のために Jo Malone は、ZARA のアーカイブコレクションをインスピレーション源に8つの香りを生み出した。真っ白なコットンシャツをグレープフルーツのノートで表現した爽やかな「Vetiver Pamplemousse」やブラックドレスからインスピレーションを受けてイランイランとチューベローズ、サンダルウッドを調合したセンシュアルな香り「Tuberose Noir」、デニムにレザーブーツをあわせたフェスファッションにぴったりなピオニーとパチョリのパウダリーな「Fleur De Patchouli」など、Jo Malone 特有のストーリー性を持つ香りからお気に入りの香りを見つけるもよし、全種類をコレクションしてもよし。

洗練されたパッケージを手がけたのは、世界的な知名度を誇るパリのアートディレクター Ezra Petronio (エズラ・ペトロニオ)。どんなインテリアにも馴染んでくれるタイムレスなその見た目はもちろん、ZARA のフレグランスの包装としては史上初となるセロハンやプラスチックを一切使用せず FSC (Forest Stewardship Council®、森林管理協議会) 認証紙を用いた収納ボックスや着色剤の使用を避けるために透明なガラス瓶がチョイスされるなど、リサイクルに着眼点を置いたサステナブルなコレクションとなっている。

今回、TFPでは今もなお世界中の人々を魅了する香りを生み出し続けている Jo Malone 本人に「Zara Emotions Collcetion by Jo LOVES」の魅力を紐解く5つの質問に答えてもらった。

Jo Malone CBE

—まず、ZARA とコラボレーションすることになったきっかけを教えてください。

ZARA からアプローチがあり、Eva Lopez Lopez (ザラのビューティー担当) にロンドンで会いました。私たちは、一緒に働ける機会、どのように Jo LOVES が彼らのコレクションをサポートできるかどうかについて話し合いました。すぐにファーストコレクションにも取りかかりはじめ、決して振り返ることはしませんでした。最初のミーティングから家に歩いて帰るとき、思わず笑みがこぼれてしまったことを覚えています。私たちが一緒に働き始めてから1年以上経ちますが、この世界を変えることのできるポテンシャルが私たちにはあると思っています。すごく嬉しいですし、今でも笑みがこぼれてしまうんです!

—ファッションを香りにするというアイディアが素敵ですね。コーディネートごとにそれぞれの香りをまといたくなりました。どのようなプロセスでそれぞれの香りを作り上げていったのでしょうか?

「Zara Emotions Collcetion by Jo LOVES」のインスピレーションは、私自身のワードローブから始まりました。ZARA は私たちの時代における最も素晴らしいファッションブランドのひとつなので、始まりのプラットフォームにぴったりでした。刺繍の施された赤い振袖の着物やヴィンテージのデザイナーズジャケット、カシミアでできたアンバーカラーのタートルネックのセーター、スパンコールが散りばめられたゴールドのドレスといったアイテムにインスピレーションを受けました。それぞれが着ていた人の人生やキャラクターについてストーリーを語っていました。このストーリーの声がフレグランスになったんです。制作するにあたって、非常にマジカルなコレクションでしたし、みんな私のイマジネーションの世界に引き込まれていました。それぞれのアコードがパワフルで記憶に残る香りになるよう作られています。

—香料が名付けられている香りもいくつかありますね。今回は香料選びに一番こだわったということでしょうか?

私はずっと厳選された香料でフレグランスをデザインしてきました。これは私の遺伝的な表現方法の一つであり、私のパーソナリティを反映しています。私が作った香りは全て、それぞれのノートが非常に重要なんです。まるで香りのオーケストラみたいに。記憶に残るシンフォニーを生み出すためには、それぞれのノートのバランスがとれていて、お互いを高め合わなければいけません。これは次のコレクションでも存分に発揮されているので楽しみにしていてください。

—Ezra Peronio との仕事はいかがでしたか?

Ezraと Petronio Associates (ペトロニオ アソシエイツ) の素晴らしいチームはこのフレグランスたちを美しく着飾ってくれました。それでいて、全てのパッケージがわたしのキャラクターとパーソナリティを併せ持っているんです。

—サステナブルにもこだわったコレクションですが、フレグランス界における環境問題に対する意識は変わっていますか?

ここ数年、私が知っている全てのブランドが私たちの暮らすこの世界を気にかけ、注力してきました。これは私たち全員が共有しなければいけない責任です。去年、Jo LOVES では海からとれたプラスチックをリサイクルして、リボンを作ることが可能になりました。その(以前のものとの)違いにあなたは絶対に気づけないと思いますよ。本当に素晴らしいことです。