高橋恭司の展示 「写人趣味60」 が渋谷で開催、写真・書・陶芸・絵画まで広がる表現の現在地
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高橋恭司の展示 「写人趣味60」 が渋谷で開催、写真・書・陶芸・絵画まで広がる表現の現在地
Kyoji Takahashi
to hold new exhibition at Shibuya haus studio
写真家・高橋恭司による展示 「写人趣味60」 が、JINNAN HOUSE内のギャラリー「HAUS STUDIO」(渋谷)で6月26日から開催。写真はもちろん、本人がしたためた書、地元益子で制作された陶芸、絵画などが並び、新たな活動のフェーズに入った高橋氏のクリエイティブの粋が感じられる、ユニークな場が広がりそうだ。7月19日まで。
今年4月に還暦を迎えるタイミングを目指して構想を練っていたという本展。コロナ禍による自粛期間を経て、このたび待望の再開となった。
90年代に『CUTiE』をはじめとする雑誌で、日本人モデルを被写体としたポートレート的アプローチの写真を撮り、日本におけるファッション写真の新時代を切り開いた高橋氏。その後しばらくファッションの最前線からは姿を消していたこともあり、なおさら伝説的な存在となっていた彼が、ここ数年で新たな活動をスタートさせているのはTFPでもお伝えしてきた通り。
現在は、東京都写真美術館の「写真とファッション」展(〜7/19)にも出展中。こちらでは初写真集『THE MAD BROOM OF LIFE』(1994)、『Life Goes On』(1997) から選び抜かれた貴重なプリント作品が紹介されている。また、目黒の金柑画廊でも、ヴィンテージプリント作品を含む展示「ラジオのように。。。」 が、同じく7月19日まで並走中だ。
本人ディレクションにより制作されたムービーの中の高橋氏は、とても生き生きとして楽しそう。還暦を迎え、ますます活動の幅を広げる高橋氏の現在地の景色は、今このタイミングでこそ触れたいパワーで満ちている。
6月27日 (土) 16時からは、公開インタビューイベントもあり。先着限定12名なので、気になる方はお早めにメールで申し込みを(contact@jinnan.house)。