陶器の世界がドレスにひろがる2020年フォールコレクション「ヴァレンティノ ブルーグレース」

「Valentino Bluegrace」は、16世紀に起源を持つ「デルフト」と呼ばれるオランダの陶器からインスピレーションを得たシリーズ。陶器を彩るそのネイビーブルーのモチーフとメゾンの関係は長く、最初に登場したのは1968-69年秋冬オートクチュールコレクションまで遡る。その後、2013-14年秋冬コレクションでも再解釈されて登場している。

Pierpaolo Piccioli (ピエールパオロ・ピッチョーリ) は今回、このアーカイブをふたたび再解釈し、新たにワードローブへと落とし込んだ。コレクションに並ぶのは、「Valentino Bluegrace」モチーフから60年代、70年代のフローラルプリントやジオメトリックプリントをあしらったドレスやクレープチュールのスカート、シャツやシルクストール。またメゾンの新たなアイコンバッグ「Vスリング」にもフローラルプリントがほどこされた新作もお目見えした。

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Pierpaolo Piccioli の得意とするクチュールピースかのようなディテールがデイシーンにもイヴニングにも着れるワードローブに落とし込まれた「Valentino Bluegrace」。アトリエで撮影されたキャンペーンビジュアルとあわせて、そのタイムレスな美しさを味わってほしい。

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