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"Epilogue" Collection

終わりは始まりの始まり。ファッションショーを賛美した3部作の最終章、グッチ「Epilogue」コレクション

©GUCCI

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終わりは始まりの始まり。ファッションショーを賛美した3部作の最終章、グッチ「Epilogue」コレクション

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Gucci (グッチ) がミラノ・デジタル・ファッション・ウィークにおいて Alessandro Michele (アレッサンドロ・ミケーレ) による「Epilogue」コレクションをオンライン上で発表した。

コレクション発表当日、イタリア・ローマの重要文化財 Palazzo Sacchetti (パラッツォ・サケッティ) から Gucci は12時間にわたってライブ配信を敢行。Alessandro Michele のデザインオフィスのメンバーをモデルにしたキャンペーン撮影の舞台裏が映し出された。今回発表されたルックブックのアートディレクターは Christopher Simmonds (クリストファー・シモンズ)、フォトグラファーは Mark Peckmezian (マーク・ペクメジアン) がつとめている。

加えて、Alessandro Michele 本人による本コレクションとインスピレーションの解説そしてルックを公開するビデオアート作品も発表された。

「Epilogue」と銘打たれた本コレクションは、ファッションショーそのものに着眼し、バックステージにもスポットライトを当てた2020-21年秋冬コレクション「An Unrepeatable Ritual」からスタートし、同コレクションの広告キャンペーンが第二幕として続いた三部作の最終幕(エピローグ)という立ち位置となる。ファッションショーという魔法のような儀式を賛美しつつ、ファッションの世界を深く掘り下げ、問いかけを出し尽くした Alessandro Michele は今後、ファッションショー開催を年2回にすることを発表している。

Alessandro Michele は本コレクションについて以下のようにコメントしている。
「私はこの三部作のフェアリーテールによって、今のファッションの世界が守り続けているルール、役割、そして機能への疑問を呼び起こしたいと考えています。必然的に偏った見方になっていたり、意図的に歪めた部分もあります。それは、足場を解体し、物事を反転させ、人々の視線をどこか別の場所に移し、美の神秘に名前を与えているルールに挑むという不利なゲームでしたが、私にとって愛に満ちた道を進むために必要なことだったのです。その道は進むほどに、新たな疑問を投げかけ混乱させ、そして新たな直感を生み出してきました。実のところ私は、今日お届けするエピローグは序曲のようでもあると感じています。それは、辿り着くと新たな景色が広がる分水嶺のように、私たちが思い描く未来へと向かうための出発点となるのです。」

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ワンシーズンで消費されないコレクションを目指した「Epilogue」コレクションは、シーズンを限定することなく展開。メンズ&ウィメンズの全76ルックには、Alessanro Michele がこの5年間にわたって発表してきたデザインのモチーフがいたるところにちりばめられている。ボウタイブラウスや柄ON柄の取り合わせ、フローラルプリントのドレスに大ぶりなアイウェア…… Alessandro Michele の折衷主義的でロマンティックな感性が見事に発揮されている。

1960年代から1970年代にかけてミラノで活躍した米国人デザイナーの Ken Scott (ケン・スコット) のアーカイブからボタニカルプリントやレインボーストライプを採用。70年代風のシルエットと鮮やかなカラーパレットで、フラワーチルドレンのような自由なスピリットを感じさせるコレクションに仕上がっている。

また、本コレクションで注目を集めたのが、ドラえもんをプリントしたGGパターンのトートバッグ。加えて、ドナルドダックがトートバッグの他、ジャケットのバックスタイルにもプリントされている。男性にもリップメイクを施すなど、ディテールを見れば見るほど、Alessandro Michele の遊び心を発見することができる。

ボリューム満載なコレクションだけに、現在 Spotify (スポティファイ) 上で公開中の Alessandro Michele によるプレイリスト「Gucci Epilogue」を聞きながら、コレクションをじっくり楽しみたいところだ。

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