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2020/21 Métiers d’art Collection “Le Château des Dames”

歴史を築いた貴婦人たちに敬意を表して、シャネル 2020/21年 メティエダール コレクション “貴婦人たちの城“

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歴史を築いた貴婦人たちに敬意を表して、シャネル 2020/21年 メティエダール コレクション “貴婦人たちの城“

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2020/21 Métiers d’art Collection “Le Château des Dames”

CHANEL (シャネル) が2020/21年 メティエダール コレクション“貴婦人たちの城“を12月3日(現地時間)に発表した。まだまだ予断を許さぬ状況下で、CHANEL が2020年最後のコレクションの舞台に選んだのは、フランスの中西部、のどかな風景と幾多の古城に囲まれるロワール渓谷でもひときわ目を引くシュノンソー城、別名「貴婦人たちの城」。

Virginie Viard (ヴィルジニー・ヴィアール) はコレクションについて以下のように語っている。
「シュノンソー城、別名“貴婦人たちの城”でショーを開催するというのは、必然的な選択でした。そこは、ディアーヌ・ドゥ・ポワティエやカトリーヌ・ドゥ・メディシスなどの女性たちが設計に携わり、実際に住居としても使用していました。シュノンソー城からは、今でも人の息づかいが感じられます。また、カトリーヌ・ドゥ・メディシスの紋章には2つの「C」の文字を交差したモノグラムが描かれており、そこにはシャネルのCCマークとの共通点が見られます」

コレクションのタイトルにも銘打たれている通り、CHANEL の最新メティエダール コレクションを紐解くにあたって、まず知っておきたいのが「貴婦人たちの城」について。この名称は、シュノンソー城が歴代の城主として名を残してきた Diane de Poitiers (ディアーヌ・ド・ポワチエ) や Catherine de Médicis (カトリーヌ・ド・メディシス)、Louise de Lorraine (ルイーズ・ド・ロレーヌ)、Gabrielle d’Estrées (ガブリエル・デストレ) や George Sand (ジョルジュ・サンド) の祖母にあたる Louise Dupin (ルイーズ・デュパン) といった女性たちの歴史と密接に結びついていることに由来している。

特筆したいのはイタリア出身の女王である Catherine de Médicis で、彼女が現在のシュノンソー城の姿を主に作り上げ、華やかなルネサンス期の要素を多く取り入れたという。CHANEL を象徴するCCマークに似た2つの「C」を交差させた紋章やブラック&ホワイトの色調、ライオンのモチーフなど「貴婦人たちの城」には CHANEL との共通点を多く見出すことができるのだ。

Virginie Viard は以下のように語っている。
「ガブリエルが、直接カトリーヌ・ドゥ・メディシスからインスピレーションを得ていたかは分かりません。しかし、彼女はルネサンス期の女性たちを称賛していたので、その可能性は高いのではないでしょうか。レースのひだを寄せた襟を好んだことや、彼女がデザインしたいくつかのジュエリーに宿る美しさは、この時代から影響を受けたと言えます。深いところで、この場所はシャネルの歴史の一部となっているのです」

そして、Gabrielle Chanel (ガブリエル・シャネル) が1963年に寄稿した記事にもこのように記されている。
「私はこれまでずっと、フランソワ1世からルイ13世の時代に生きた女性たちに対して、共感と憧れという不思議な気持ちを抱いてきました。それはきっと、彼女たちが皆、重責を担うことで養われた品格の漂うシンプルさと威厳をそなえた、偉大な女性たちであることを分かっていたからです」

そうした経緯からショーの舞台に選ばれた「貴婦人たちの城」は、コレクション自体にも大きなインスピレーションを与えている。メゾンのミューズである Kristen Stewart (クリステン・スチュワート) が見守る中、始まったショーのランウェイとなった城内のグランドギャラリーの市松模様のフロアは、スパンコールをあしらったミニスカートに。シュノンソー城のタペストリーからインスパイアされたツイードのケープや庭園に咲く花々を想起させる花の刺繍などがコレクションに散りばめられている。ウエストをマークするように城の外観がスパンコールであしらわれた遊び心溢れるルックも。

また、城内の装飾と融合するように、本コレクションではシックなモノトーンルックが多数登場。ベルベットのロングコートにツイードで作られたペールカラーのボディスーツが覗くルックについて Virginie Viard は「まるで『黒衣の花嫁』のような雰囲気を醸し出していますが、これはフランス国王であり、夫のアンリ2世が亡くなった後、カトリーヌ・ドゥ・メディシスが黒い服しか身に付けなかったと言われていることに所似します」と語る。

メティエダール コレクションにおいて忘れてはならないのが、メゾンが誇るアトリエの職人たちの類稀なるクリエーションの数々。スタッズがアクセントに施された格子模様の美しいレースのロングドレスはルマリエが、ダマスク柄のドレスの全体に施された贅沢な刺繍はルサージュが、バイカラーのきらめくシルバーのプラットフォームサンダルや折り返しのデザインが特徴的なテーパードブーツはマサロが手がけている。

Virginie Viard は、アトリエの卓越した職人技に触れながら、以下のように本コレクションを振り返っている。
「メゾン ミッシェルが手掛けた大きなブラックのハットは、まさに貴婦人のような雰囲気!アトリエ モンテックスには、ストラスを取り入れながら子供のおもちゃのような城の刺繍を施すよう依頼しました。私は、ルネサンス期からロマン主義という異なった時代や、ロックテイストからガーリーなものまで、 あらゆるものをミックスするのが好きです。それこそが、まさにシャネルなのです。」

CHANEL からは、Juergen Teller (ユルゲン・テラー) がいち早くコレクションのキールックを撮影したイメージも到着。ミニマルな空間でより一層際立つ上質なマテリアルや美しいシルエット、重ね付けされたコスチュームジュエリーといったディテールにも着目したい。

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