Gucci
Garden Archetypes Exhibition Lands in TENNOZ

アレッサンドロ・ミケーレの広告ワールドが天王洲に上陸中、「グッチ ガーデン アーキタイプ」展

GUCCI 2015年秋冬広告キャンペーンの舞台はLAの地下鉄だった。ストーリーの一部を取り出して具現化した空間 | Room 4 Urban Romanticism

Gucci Garden Archetypes Exhibition Lands in TENNOZ
Gucci Garden Archetypes Exhibition Lands in TENNOZ
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アレッサンドロ・ミケーレの広告ワールドが天王洲に上陸中、「グッチ ガーデン アーキタイプ」展

Gucci
Garden Archetypes Exhibition Lands in TENNOZ

2015年秋冬から2020年春夏コレクション間に発表された GUCCI(グッチ)が手がけた広告キャンペーンの背景にあるイメージソースを掘り下げて、独創的なヴィジョンを13の空間に再現したエキシビション 「Gucci Garden Archetypes(グッチ ガーデン アーキタイプ)」。フィレンツェ、上海、香港を経て、ついに東京・天王洲に上陸した本展では、クリエイティブ・ディレクターの Alessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)の圧倒的な知識量とインスピレーションが渦巻く脳内に飛び込むような没入体験ができる。10月31日まで。

会場に入って最初の部屋。Alessandro がこれまで手がけた広告キャンペーンの映像がマルチスクリーンで映し出される | Room 0 Control Room

2000年代初頭よりバッグのデザイナーとして GUCCI に参画、2015年にクリエイティブ・ディレクターのバトンを受け取って以降、Alessandro Michele は独自の美学でヴィジョンを立ち上げ、超現実的な世界を拡張し続けてきた。GUCCI がブランド創設100周年、Alessandro Michele の就任以降6年間に彼が手がけた広告キャンペーンの冒険を振り返り、時空を超えた旅へと誘うエキシビション 「Gucci Garden Archetypes」 が世界を巡回している。フィレンツェ、上海、香港で大きな話題を集め、現在上陸中の東京・天王洲は、4都市目の寄港地だ。

Archetypes(アーキタイプ)とは、さまざまなイメージの源となる存在=元型をあらわす言葉。Alessandro が手がける GUCCI の広告キャンペーンは、音楽、アート、旅、ポップカルチャーなどのさまざまなインスピレーションを内包し、エイリアン、天使、馬、恐竜などが登場したり、1968年のパリの五月革命へと時空を超えて舞台を移すシーズンもあった。

蝶、鳩時計、ぬいぐるみ、「GGマーモント」 バッグ…… 偏執的なコレクターに接近した2018年秋冬 | Room 1 Gucci Collectors

馬と過ごす1日を映し出した2020年春夏のショートフィルム。シュールな絵づくりで知られる監督ヨルゴス・ランティモスが撮影を担当 | Room 2 Of Course A Hourse

日本では今年9月発売となったグッチ ビューティのメイクアップライン。そのデビューを飾った広告キャンペーンは1980年代のムード。写真家マーティン・パーも参加 | Room 3 Gucci Beauty Network

アレッサンドロが初めて手がけた2015年秋冬コレクションはLAの地下鉄が舞台に。広告はグレン・ルックフォードが撮影 | Room 4 Urban Romanticism

デコトラの登場が記憶に新しい2016年秋冬コレクションは東京へ。人工的なネオンの光と色彩で溢れた。タイガーヘッドがあしらわれたハンドバッグなど代表的なアイテムも展示 | Room 5 Tokyo Lights

2018年プレフォールの広告キャンペーンは、その年に50周年を迎えたパリの五月革命に参加した若者たちへのオマージュ | Room 6 Dans Les Rues(路上にて)

自然史博物館のジオラマを思わせるスペースに、恐竜やエイリアン、探検家たちが生息。2017年秋冬コレクション広告の世界観 | Room 7 Gucci And Beyond

フレグランス 「グッチ ブルーム」(2017) を生み出した、豊かな香りが広がるイマジナリーガーデン。広告キャンペーンはダコタ・ジョンソン、ペトラ・コリンズ、ハリ・ネフの3人が出演 | Room 8 In Bloom

2018年春夏コレクションの世界を絵画で表現したのは、スペイン人アーティストのイグナシ・モンレアル。当時、1日14時間×数カ月を GUCCI の制作に捧げた作品を再現 | Room 9 Gucci Hallucination

ベルリンが舞台となった2016年春夏のワンシーンは、1980年代のナイトクラブのトイレ。ダンスフロアの重低音が遠くに聞こえる | Room 10 Rebellious Romantics

ハーモニー・コリンが監督を務めた2020年クルーズの広告キャンペーンの空間。イギー・ポップ、シエナ・ミラーなど豪華メンバーが1,000人のゲストとともに参加した | Room 11 Coms As You Are_RSVP

2019年秋冬コレクションは、ファッションショーという情熱に満ちて神秘的な儀式にオマージュを捧げるキャンペーンを展開 | Room 12 Gucci Prêt-À-Porter

本展の空間デザインを手がけたのは、Archivio Personale(アルキヴィオ・ペルソナーレ)。Alessandroの美学に、職人たちの精緻な手仕事、そして最先端テクノロジーが掛け合わされ、圧倒的な物量を伴って立ち現れた 13のルームはぜひ体感しておきたい。10月31日まで。