鈴木親の写真展「体(たい)と用(ゆう)」が flotsam books で開催
News
鈴木親の写真展「体(たい)と用(ゆう)」が flotsam books で開催
chikashi suzuki
new exhibition 'tai to yu'
フォトグラファー鈴木親が写真展「体(たい)と用(ゆう)」を flotsam books の店舗にて開催。90年代より独自の立ち位置でエディトリアルやファッションフォトの最前線で表現し続けている現代の日本を代表するフォトグラファー鈴木親。海外雑誌『purple』や『DAZED & CONFUSED』等でのファッション写真やギャラリーなどでのコンセプトのある展示とはまた違う、エディトリアルとスナップの間、パーソナルな写真とファッションフォトの間に位置するような軽やかで遊び心のある作品が並ぶ。
「データが印画紙の代わりに写真と呼ばれるようになったのはいつからだろうか。iPhone 登場以前のカメラ機能の付いた携帯電話の登場で写真がデータとして頭の上を飛ぶようになったのが始まりだろうか。それ以前は必ず撮影したものは紙と一体になって写真と呼ばれてた。プリントの見本として焼かれたサービスプリントを整理している時にそんなことを考えながら、flotsam の展示を決めた。世界堂や IKEA の安い額装だが、紙の写真として額が付くことで廉価版として扱われたサービスプリントが本来の写真らしくなった。映画の登場からずっと終わったと言われてきた写真だが、立場を変えしぶとく生き残ってこれたのは紙という物質化したことで多少の永遠性を手に入れたからかもしれない。」鈴木親
2022年4月15日から flotsam books にて開催される鈴木親が写真展「体(たい)と用(ゆう)」。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
2014年に The Fashion Post で掲載した鈴木親氏のインタビューはコチラ。