人種差別のトラブルをめぐり揺れる Jay Z とバーニーズ・ニューヨークのコラボコレクション

Photo by Nick Step via Flickr

ニューヨークの高級デパート BARNEYS NEW YORK (バーニーズ・ニューヨーク) とホリデーシーズンのコラボプロジェクトを展開する予定のラッパー・プロデューサー Jay Z (ジェイ・Z)が、同デパートにて発生したある顧客トラブルの渦中にさらされている様子だ。

ことの発端は、ある黒人2人がニューヨーク市内にある BARNEYS NEW YORK 店舗にて買い物をした際に、黒人であることを理由に不当な扱いを受けたことに始まった。これまでにアメリカ国内で幾度となく取り沙汰されてきた黒人差別問題だが、今回の被害者である2人は Jay Z に対して今年のクリスマスシーズンに発表される予定のコラボレーションを取りやめるよう訴えたのだ。

これに対して同氏は、人種差別に対する毅然とした態度を明確にした上で「今回のコラボはチャリティを目的としており、騒動の全容が明らかとなるまで対応を見送る」と発言を留保している。アメリカ国内ではこれまでにも、老舗デパート Macy’s (メイシーズ) に対して俳優の Rob Brown (ロブ・ブラウン) が人種差別問題で訴訟が起こるなど黒人の利用客とのトラブルが相次いでいる。