「異性装」について考察する展覧会が松濤美術館でスタート、シスターが制作したTシャツも発売へ
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「異性装」について考察する展覧会が松濤美術館でスタート、シスターが制作したTシャツも発売へ
sister
collaborates "DIAMONDS ARE FOREVER" for new exhibition in shibuya
渋谷区松濤美術館にて、絵画や衣裳、写真、映像、漫画など様々な作品を通して「異性装」について考察する展覧会「装いの力—異性装の日本史」が開催中。本展では、1989年よりスタートしたドラァグ・クイーンによるエンターテインメントダンスパーティー「DIAMONDS ARE FOREVER」メンバーによる特別なインスタレーションも展開されており、渋谷・松濤のセレクトショップ Sister (シスター) がその展示のグッズ制作を担当した。
男らしさ、女らしさとは何なのか。日本における異性装の系譜の一端を辿ることで、それらがどのように表現されてきたのかということを探り、 「異性装」という営みの「これまで」と「これから」について考える「装いの力—異性装の日本史」展。近年では多様な性のあり方について理解し、認め合うという動きが活発になってきているものの、実際は性別における「男性/女性」の二項対立の構図はいまだに様々な場面で目にするだろう。本展では、絵画、衣裳、写真、映像、漫画など様々な作品を通して各時代の異性装の様相を通覧し、性の越境を可能とする「装いの力」について考察する。森村泰昌の作品や、ダムタイプのパフォーマンス記録映像も展示されるほか、伝説のドラァグ・クイーン、シモーヌ深雪が率いるエンターテインメントダンスパーティー「DIAMONDS ARE FOREVER」が手がけたインスタレーションにも注目したい。
これまでアップリンクとタッグを組み Alejandro Jodorowsky (アレハンドロ・ホドロフスキー) や Derek Jarman (デレク・ジャーマン) といった名匠の作品のグッズを手掛けてきたセレクトショップの Sister は今回、本展のため「DIAMONDS ARE FOREVER」のグッズを制作。4色展開のTシャツがお目見えした。現在、松濤美術館と Sister の店舗、公式オンラインショップで購入可能だ。なお、Sister は今後、「HOOD」という新屋号のもと映画や美術館の展覧会グッズなどを展開していく予定だ。