マチュー・ブレイジーによるボッテガ・ヴェネタ2023年サマーコレクション
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マチュー・ブレイジーによるボッテガ・ヴェネタ2023年サマーコレクション
Bottega Veneta
summer 2023 collection
Bottega Veneta (ボッテガ・ヴィネタ) がクリエイティブ・ディレクター Matthieu Blazy (マチュー・ブレイジー) による2023年サマーコレクションを9月25日に発表した。
Matthieu Blazy が Bottega Veneta の新クリエイティブ・ディレクターに就任してから2シーズン目となる本コレクション。会場に足を踏み入れると、そこには樹脂製のフロアと手描きのドローイングがあしらわれたチェアが出現。イタリアの建築家 Gaetano Pesce (ガエタノ・ぺッシェ) がデザインしたこのチェアは、400脚のエディションとして、11月30日〜12月4日の期間中アメリカのデザイン・マイアミにて展示、販売予定だという。
Gaetano Pesce は今回のデザインについて以下のように述べる。「この空間は多様性へのトリビュートであり、人間という存在がその中心にあります。私たちはひとりひとり異なっています。『私たちはみな同じだ』という人もいますが、そんなことは嘘っぱちです!私たちはひとりひとり違っていますし、それこそが私たちの本質です。そうでなければ、私たちは単なるコピーになってしまいます。だれもがオリジナルであって、これが私のデザインのテーマのひとつでもあります」
ファーストルックは、ブラックのブーツ、同系色の格子柄のシャツとチノパンツに、深みのある赤のバッグでコントラストを効かせた組み合わせ。シンプルな装いながら、コットンクレープガーゼの繊細な刺繍や鮮やかなフリンジドレスがルックを華やかに盛り上げる。格子柄のシャツやデニムなどは、すべてしなやかなヌバック素材にプリントされたもの。実際に着用した人にしかわからないというほど、驚くほどにリアルに再現された。さらに、ファンネルネックやウエストに膨らみのあるジャケットやコートなど、随所にマチューらしい美学が取り入れられている。ランウェイには、 Kate Moss (ケイト・モス) をはじめとする世代を超えたユニークなキャストが登場し、エフォートレスな美を体現した。
本コレクションについてマチューは、「ウェアとキャラクターを通じて典型と個性との間を行き来しながら、私たちはたった一人の女性または男性のためにデザインしているわけではなく、すべての女性と男性のためにデザインしています。陳腐さと反した日常的なヌバックルックから、テーラリングを通じた非常に洗練されたエロティシズムまで、そして過去にブルジョアが残したルックを通して、世界を旅する人によって着られる記念品まで……それはまるで小さな部屋の中の世界です」とコメントした。
会場には、女優の菊地凛子、歌手の Solange Knowles (ソランジュ・ノウルズ)、モデルのRosie Huntington Whiteley (ロージー・ハンティントン=ホワイトリー)、 韓国の俳優 ユ・アインら豪華ゲストが来場した。