DIOR
spring summer 2023 collection

舞台はバロック様式の洞窟を再解釈した空間。ディオール 2023年春夏 ウィメンズ コレクション

© Sophie Carre

DIOR spring summer 2023 collection
DIOR spring summer 2023 collection
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舞台はバロック様式の洞窟を再解釈した空間。ディオール 2023年春夏 ウィメンズ コレクション

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spring summer 2023 collection

ウィメンズ アーティスティック ディレクター Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) による Dior (ディオール) 2023年春夏ウィメンズコレクションが9月27日に発表。ショーの舞台にはフランス・パリのチュイルリー公園が選ばれた。

Dior 2023年 春夏 ウィメンズ コレクションの舞台となったのは、フランス・パリのチュイルリー公園。1533年フランス王家の一員となった王妃 Catherine de Médicis (カトリーヌ・ド・メディシス) の望みによって創られたこの場所は、ルーブル美術館の西側に隣接し、パリ市内にある最古の庭園として知られている。舞台装飾は、フランス人アーティストの Eva Jospin (エヴァ・ジョスパン) によって手がけられた。

ルックには、メゾンのアーカイヴから見出されたモンテーニュ通り周辺の「パリの地図」のプリントや、花々や鳥のモチーフで飾られたラフィアのコートがお目見え。そのほか、ハイヒール、コルセット、ブラーノレースといった文化をフランスに持ち込んだことでも知られる Catherine de Médicis からインスピレーションを得て、今回のコレクションでは彼女のイノベーションも取り入れられている。例えば、コルセットは隠したり、時に露出することにより、王宮で着用されていたワイドスカートを想起させるシルエットを描き出した。

また、舞台の中心では、オランダ人ダンサーであり振付師でもある Imre & Marne van Opstal (イムレ&マーン・ファン・オプスタ) デュオが、神秘的なパフォーマンスを披露。このダンスは人間の状態、身体と心の限界と可能性を、多層的に探求したもの。その彫刻のような肉体は、まるで石膏、大理石、石材に変化するかのように自由に動き、コレクションと見事に調和している。

「パリの地図」のパターンがあしらわれたドレスやクリノリンドレス、ブラーノレースからインスピレーションを受けた卓越した職人によるサヴォワールフェールを捉えた繊細な刺繍の制作風景も到着。ディテールが際立つその職人技にも注目したい。