注目のデニムブランド、トゥ エ モン トレゾアから初のユニセックスコレクションが登場

5デザイナーが今夏、熱海で過ごした豊かな時間の記憶を、自然が放つ力強い色彩を通して服に投影。都会の無味乾燥な景観の中で、新しい風景のように映るアイテムがお目見えした。自然染料によるオーバーダイを施したジーンズや、フォトコラージュをあしらったオーバーサイズの T シャツなどが登場。その男性と女性両方の身体の特徴を包み込む、おおらかなシルエットのジーンズは、宝島染工を主宰する女性染色家、大籠千春の手により、藍、炭、泥、魯格鳥特、亜仙薬、蘇芳などで何度も染められ、異なる自然の風景が重ね合わせられている。

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また、同館3階にて「The Intimacy of Common Experience (同じ体験を共有することの親密さ)」と名付けられたインスタレーションも展開。アーティストの Jenna Westra (ジェナ・ウェストラ) が手掛けたビデオ作品を通し、多様なイメージの重なりが探求された。彼女が、今年の夏限定で開催された TU ES MON TRESOR のショップ「1977」で撮影した写真と、1970年代に撮影された植物の写真からなるファウンドフォトが、二重露光の手法を使って重ねられた。交わることのなかった時間、場所、身体、感情などがひとつの作品となって織りなす化学反応に注目して。