自由な美の表現が集結。メイクアップアーティスト UDA による作品集『粧紙 - mekashi』が発売

今回発売された『粧紙 -mekashi』は、自由なクリエイションが息づく場として、より個人的な感情や感性を含みながら、独自の視点からビューティー表現を試みる実験室のように、写真やグラフィック、言葉の表現を通し、それらを提案することを目的に立ち上げられた。記念すべき第一号では、「間 – あわい・はざま・あいだ」という言葉を軸に、日本人の内にある心象や美意識、風景や時間、その性質を体現。物事の繋がりや違いが生じる空間、あの世とこの世の中間といった「間」は、考えれば考えるほど奥深く、解釈は多岐にわたる。

©mekashi project / yuki kumagai

創刊号『α』では、国内外のクリエイターに呼びかけ、ビジュアルストーリーから撮り下ろし写真、生花、ドローイング、コラージュなど、表情豊かな作品が多数集まった。様々なメディアで活躍する写真家の水谷太郎や昨年、作品集『Interlude』を発売するなど、注目が高まっている写真家・熊谷勇樹、新進気鋭の映像作家・江田明里、モード誌や女優のスタイリングなど幅広い活躍を見せるファッションスタイリストの小嶋智子、雑誌や広告、ファッションショーなどでグローバルに活躍するヘアアーティスト・小戸紀代子など、時代を切り開くクリエイターが多数集まった。様々な視点や繊細な感性によって作られた本書は、不思議で心地よい刺激となることだろう。

©︎mekashi project