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ディオールの歴代クリエイティブ ディレクターを取り上げた書籍シリーズの第6弾。『Dior by Raf Simons』を出版

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ディオールの歴代クリエイティブ ディレクターを取り上げた書籍シリーズの第6弾。『Dior by Raf Simons』を出版

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Dior (ディオール) のクリエイティブディレクターとして活躍した、ベルギー出身のクチュリエ、Raf Simons (ラフ・シモンズ)。彼が在籍中に手掛けたオートクチュール作品を334ページにわたって掲載した珠玉の書籍『Dior by Raf Simons』をアスリーヌ社より出版する。この新刊は、メゾンの歴代クリエイティブ ディレクターを取り上げた書籍シリーズの第6弾となっている。

2012年から2015年までメゾンのクリエイティブ ディレクターを務めた Raf Simons。彼がデザインしたワードローブは、伝統と再解釈の融合、Dior の本質と純粋さに彼のセンスが落とし込まれていた。書籍の中の写真は Laziz Hamani (ラジズ・ハマニ) が撮影、文章はファッションジャーナリストの Tim Blanks (ティム・ブランクス) が担当した。本著の中で2人は今回の新刊に関して「まさに『ドレスのポートレート』の仕上がり」、「私がロマンを覚えるのは過去についてではなく、未来についてなのです」と語る。

Raf Simons の最初のオートクチュールコレクションとなった、2012年から2013年の秋冬オートクチュール コレクションでは、アイコニックな「ニュールック」のシルエットを立体的なパンツスーツへと再解釈している。これはまさに、Christian Dior が最初に志した建築というジャンルにオマージュを捧げるスタイルとなった。その後も彼は、シーズンごとに Dior (ムッシュ ディオール) の情熱に触れ、自然や庭園、デザインやアートへの熱い思いなど、多様なインスピレーションをクリエイションに吹き込んでいった。

Raf Simons はこんな一言を残している。「私たちは過去を忘れてはなりませんが、過去を越えなければなりません」。常にモダニティでありながらも、伝統を重んじる彼の Dior での日々は、メゾンにとってはまさに「再生」を意味し、空想的でアバンギャルドな精神で彩られていた。本著は、Dior で過ごした Raf Siomns のスタイルにさまざまな側面から触れることができる、格別な一冊となっている。