シボネの9月は2人のアーティスト、竹村良訓と八木沢俊樹の展示会に注目
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シボネの9月は2人のアーティスト、竹村良訓と八木沢俊樹の展示会に注目
CIBONE
Holding an exhibition by Yoshinori Takemura and Yoshinori Takemura
CIBONE (シボネ) では、9月2日から千葉を拠点に活動するセラミックアーティスト竹村良訓による単独個展を表参道の CIBONE にて、9月8日からは「Toshiki (トシキ)」こと、古典的な技術と最新技術の組み合わせを得意とする八木沢俊樹による陶芸作品を銀座の CIBONE CASE (シボネ ケース) にてそれぞれ開催。人がモノをつくる熱量、人と人との繋がりをコラージュする場として、CIBONE ならではの展示は必見。
表参道の CIBONE では、9月2日よりセラミックアーティスト竹村良訓の単独個展が行われ、同時にフィンランドでおよそ140年の歴史を誇るittala (イッタラ) との共作も発表される。これまで幾度となく CIBONE で発表されてきた彼の作品は、同じ陶芸家や華道家などとの二人展を行なうこともあれば、ジャンルに縛られることなくフィールドの垣根を超え鮮やかさやポップさを失うことなく、見る人すべてを魅了してきた。そして「TOKYO POP (トーキョーポップ)」と名付けられた今回の個展は、彼の真骨頂と言える様々な技術を用いた多彩な釉薬で彩られ、創作意欲に掻き立てられた彼の情熱がそのまま現れた作品が並ぶ。
そして銀座 CIBONE CASE にて、八木沢俊樹によるスタジオ「Toshiki (トシキ)」による、3Dプリンティングを駆使した陶芸作品の展覧会が9月8日から開催される。これまでM/M(Paris) (エムエムパリス) や JW Anderson (ジェイダブリュー・アンダーソン)、 Dis (ディス)、New Tendency (ニューテンデンシー) など、アーティストやファッションブランドとのコラボレーションや共同プロジェクトなどを通じ、常に新しい表現を探究する作品を提案してきた Toshiki。今回シグネチャーであるロープを使ったセラミックバッグシリーズや新作のフラワーベース、1点もののプロトタイプなど、得意とする古典的な技術と最新技術を組み合わせた表現により「陶芸」という概念を彼ならではの視点と手法でアップデートしている。また展覧会では Toshikiと親交の深い New Tendency の商品をはじめ、M/M(Paris) や Dis との限定コラボレーション商品も展示。
モノを“選ぶ”だけでなく、自ら“つくりだす”意識を持ち、 変容する世界に対し常に「新しさ」と「ユニーク」さを問い続ける CIBONE。今回の2つの展示を通し、作家のみならず作品作りに携わる人、そしてそれらを求める人など、さまざまな人が持つ熱の交流できる場となることだろう。