NICENESS
released campaign visuals for 2023 fall & winter collection

ナイスネスが2023年秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルを公開。フォトグラファーは熊谷勇樹

©︎ NICENESS

NICENESS released campaign visuals for 2023 fall & winter collection
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ナイスネスが2023年秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルを公開。フォトグラファーは熊谷勇樹

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デザイナーの郷裕一が、「Just good is good=イイものはイイ」をコンセプトに掲げ、2018年春夏シーズンにスタートさせたファッションブランド NICENESS (ナイスネス) から、2023年秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルが公開された。先住民の文化やアイデンティティを尊重し、現代の技術や社会と融合させ、新たな価値を探求する「Indigenous Futurism」がテーマの本キャンペーンは、写真家・熊谷勇樹とスタイリスト 田畑アリサがクリエイティブパートナーに迎えられた。

撮影の舞台は、古来より畏敬を集め信仰の対象となってきた富士山の北嶺に位置する本栖湖。日本一の透明度を誇る湖には縄文時代のものとされる土器が沈んでおり、東岸では近年新たな遺跡も見つかっている。幾千もの年月を経ても残り続けている人の暮らしの痕跡や日本独自の霊性に、NICENESS の今季テーマ「Indigenous Futurism」が重ねられた。

スタイリストの田畑アリサは、本作について以下のように語っている。「先住民や土着の文化をテーマとしたコレクションと聞き、日本らしいなと感じました。それは古代の日本人が農耕民族だったことや、土葬を重んじていたことが頭の片隅にあったからかもしれません。撮影の方向性に思いを馳せる中で、幼い頃に聞いた賽の河原の話を思い出しました。日本人独自の死生観には先住民達が抱いた自然への畏敬や信仰心が深く関わっているのかもしれません。」

国内はもとより世界各地の素材や技術、文化をフィーチャーしたものづくりで独自の世界観を築く NICENESS の今季キャンペーンビジュアルを通して、未来へつながる土着なるものへの理解・探究心を深めてみてはいかがだろう。