繊細な輝きを秘めるモアレ素材に着目。ディオール 2024年春夏 オートクチュール コレクション
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繊細な輝きを秘めるモアレ素材に着目。ディオール 2024年春夏 オートクチュール コレクション
dior
spring summer 2024 haute couture collection
DIOR (ディオール) は、Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) による2024年春夏 オートクチュールコレクション ショーをロダン美術館の庭園発表。会場には先日ジャパンアンバサダーに就任した八木莉可子をはじめ、Rihanna (リアーナ)、Han So-hee (ハン・ソヒ)、Natalie Portman (ナタリー・ポートマン)、Anya Taylor-Joy (アニャ・テイラー=ジョイ) ら豪華ゲストが来場し、大きな話題を集めた。
DIOR のオートクチュール コレクションが発表されたロダン美術館の庭園に設けられた会場の壁を飾ったのが、アーティストの Isabella Ducrot (イザベラ・デュクロ) が制作したインスタレーション「Big Aura」。今回のセットデザインでは、横糸と縦糸を思わせる不規則なブラックストライプのパネルの上に、高さ5メートルほどある23着の特大サイズのドレスが配置。これらのドレスは、Isabella Ducrot が研究対象としているオスマントルコのスルタンたちが着ていた装いを抽象的に体現しているという。
詩の朗読とともに登場したファーストルックは、ダブルカラーの襟が印象的なコートと、同色のワイドパンツの組み合わせ。続いても、アシンメトリーなワンピースが登場し、彫刻的なシルエットがエレガンスな雰囲気を醸し出している。今回のコレクションでは、創設者 Christian Dior (クリスチャン・ディオール) がこよなく愛した「モアレ」素材を中心的な要素に用い、1952年秋冬にムッシュ ディオールが考案した「ラ シガール」ドレスを現代的に再解釈。見る角度によって、光の作用で木目や波形の模様が浮き立つのが特徴で、動く度に現れる光沢感が目をひく。また、トップを覆う手編みのクラスターから、ビーズ、リボン、糸で施された多彩な刺繍など、細部に施されたサヴォアフェールが光るルックも印象深い。
会場には豪華ゲストも来場。ジャパンアンバサダーの八木莉可子をはじめ、Rihanna (リアーナ)、Han So-hee (ハン・ソヒ)、Natalie Portman (ナタリー・ポートマン)、Anya Taylor-Joy (アニャ・テイラー=ジョイ) ら華やかなセレブリティたちが名を連ね、ショーを堪能した。