スタイルマガジン『podium studio』がアイデンティティをテーマにした第1号を発行
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スタイルマガジン『podium studio』がアイデンティティをテーマにした第1号を発行
podium studio
issue 1 "identity"
ファッション、アート、カルチャー、トラベルを独創的な視点で紹介する年2回発行のスタイルマガジン『podium studio (ポディウムスタジオ)』が紙媒体で刊行される。今回は「アイデンティティ」をテーマに人種や年齢、ジェンダーも異なる多様な人々を取り上げ、ポートレートやインタビューを通して彼らの核にせまった。
「講演台、指揮台、表彰台」という意味の podium をタイトルに冠したこのマガジンは、知的好奇心あふれる人々にさまざまな事柄や物事の本質を問い、新たな視点を生み出すことを目的としている。制作を手がけるのはパリでファッションデザイナーとして働いたのち『purple FASHION magazine』など世界的ファッション誌でスタイリング、現在は東京でクリエイティブコンサルタント、スタイリストとして活動する三宅陽子、フリーランスエディターとして様々なファッション誌と多くのアパレルブランドのカタログ制作に携わってきた石井麗子、ニューヨークのデザインスタジオで Versace (ヴェルサーチェ)、Dolce & Gabbana (ドルチェ&ガッバーナ)、Valentino (ヴァレンティノ) 等の広告を手がけたのちアメリカ版『VOGUE』のアートディレクターを経て、ファッションを中心にビジュアルデザインの制作をするクリエイティブディレクター・ノビ柏木の3名だ。
昨年刊行された issue 0 は Web 上にて発表されたが、今回は初めて紙媒体が登場。私たちのアイデンティティに着目し、それぞれ異なる個性を持つ他者との関わりの中における「自分らしさ」を探求する。成尾和美がフォトグラファー、UDA がメイクを手がけた、ポートレートとともに「自分自身を表す3つの言葉」をたずねる巻頭特集ではモデルの椿や琉花、歌舞伎役者で現役大学生でもある片岡千之助らをフィーチャー。続いて、写真家の戎康友や松原博子ら錚々たる顔ぶれが本誌に参加している。国内外のクリエイターの素顔にフォーカスしたインタビューも掲載しており、注目の気鋭写真家・遠藤文香をはじめ、雑誌や書籍の切り抜きを用いたコラージュ作品で知られるオランダのアーティスト Ruth van Beek (ルース・ファン・ビーク)、彫刻を専攻したあとにニューヨークで料理を学び、現在は京都で紹介制レストラン「Farmoon (ファームーン)」を切り盛りする船越雅代など、多彩な顔ぶれがそろう。
さらにニューヨークを拠点とする写真家・長坂フミによるドキュメンタリー写真も掲載。長坂自身が6組の友人たちを取材し、それぞれのストーリーを描き出した。アイデンティティに関する私たちの想像力を刺激するこのマガジンは公式 Web ストアのほか、青山ブックセンター、代官山 蔦屋書店、銀座 蔦屋書店、TORIBA COFFEE KYOTO (トリバコーヒー 京都)、READAN DEET (リーダン・ディート)、広島 蔦屋書店で入手可能である。