Alejandro Jodorowsky Wants To Exchange Your Money Into 'Poetic Money' To Make His Latest Film

奇才Alejandro Jodorowsky (アレハンドロ・ホドロフスキー) 監督が、斬新な資金調達をクラウドファンディングで実施中。新作映画『Endless Poetry (エンドレス・ポエトリー)』の製作に向けて

Alejandro Jodorowsky Wants To Exchange Your Money Into 'Poetic Money' To Make His Latest Film
Alejandro Jodorowsky Wants To Exchange Your Money Into 'Poetic Money' To Make His Latest Film
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奇才Alejandro Jodorowsky (アレハンドロ・ホドロフスキー) 監督が、斬新な資金調達をクラウドファンディングで実施中。新作映画『Endless Poetry (エンドレス・ポエトリー)』の製作に向けて

Alejandro Jodorowsky Wants To Exchange Your Money Into 'Poetic Money' To Make His Latest Film

Alejandro Jodorowsky (アレハンドロ・ホドロフスキー) 監督が、新作映画『Endless Poetry (エンドレス・ポエトリー)』の製作を開始するにあたり、その資金の一部をアメリカのKICKSTARTER (キックスターター) で募ることを、自らインターネットを通じ全世界に向けてライブ発信した。

Alejandro Jodorowsky (アレハンドロ・ホドロフスキー) 監督が、新作映画『Endless Poetry (エンドレス・ポエトリー)』の製作を開始するにあたり、その資金の一部をアメリカのKICKSTARTER (キックスターター) で募ることを、自らインターネットを通じ全世界に向けてライブ発信した。

© Alejandro Jodorowsky

ポエティック・マネー【100】

KICKSTARTERとは、アメリカの代表的なクラウドファンディング (資金調達) サイト。「世の中のすべてのお金は、詩に換えられるべきだ」というホドロフスキー監督の考えを実行に移すべく、本プロジェクトでは寄付により同額の「ポエティックマネー (DINEROPOÉTICO )」を発行し、お返しするという奇想天外な方法を採用している。

「ポエティックマネー」は【1】【10】【100】の3種類が存在し、絵柄は各2 種類を用意。お札にはホドロフスキーのお金に関する詩が、1種類につき1 つ記載されている。さらに1000 ドル以上を寄付すると、ホドロフスキーの「ポエティックチェック」が発行されるという仕組みらしい。そのほか、プレミア試写会への招待券やエンドクレジットでの名前記載など、金額に応じ様々な特典がつくようだ。ファンドは2月15日 (日) にスタートしており、3 月22 日 (日) までの35 日間行われる。目標額は35 万ドル。

夏から着手予定の新作『エンドレス・ポエトリー』は、ホドロフスキー監督の自叙伝『リアリティのダンス』(2013年) の続編となるもの。舞台を故郷トコピージャから首都サンティアゴへと移し、青年時代のホドロフスキーが当時チリで出会った詩人、アーティスト、パフォーマーなど、アヴァンギャルドなカルチャー・シーンの人々との交流を、虚実入り交じったマジック・リアリズムの手法で描く。

「人生の美しさを発見するため、我々は“ポエティカル・アクション”を起こさねばなりません」とホドロフスキー監督は語っている。

日本版キックスターター
HP: www.poesiasinfin.com/kickstarter/ja.php

 

© Alejandro Jodorowsky

今夏から製作予定の『エンドレス・ポエトリー』イメージポスター | © Alejandro Jodorowsky & Pascale Montandon-Jodorowsky

Alejandro Jodorowsky (アレハンドロ・ホドロフスキー) 監督
1929 年チリ生まれ。1970 年、John Lennon (ジョン・レノン) やAndy Warhol (アンディ・ウォーホル) が惚れ込んだという伝説の映画『エル・トポ』を発表。その後『ホーリー・マウンテン』(1973)、『サンタ・サングレ/聖なる血』(1989) を発表し、確固たるカルト界の巨匠としての地位を築く。2014 年には、ホドロフスキー監督が1975 年に企画した幻のSF大作『DUNE』についてのドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』と、自伝的な作品『リアリティのダンス』の2 作品連続公開し大きな話題を呼ぶ。