フェンディの感性とルイス・ケメノエの作風を融合したコレクションが登場
News
フェンディの感性とルイス・ケメノエの作風を融合したコレクションが登場
fendi
collaborates with lewis kemmenoe
FENDI (フェンディ) は、ロンドンを拠点に活動しているデザイナーの Lewis Kemmenoe (ルイス・ケメノエ) とタッグを組み制作した「アエニグマ」コレクションを発表。本コレクションには、二脚のチェアやキャビネット、二枚のウォールパネル、三つのランプ、コーヒーテーブル、アイコニックな「Peekaboo Soft (ピーカブー ソフト)」バッグなどが揃う。
光沢のある真鍮製で、暗い色の木材でベニヤ仕上げが施されているクラブ チェア。「フェンディ パッチワーク クラブ チェア」ゴールド
FENDI のアーカイブコレクションの旅行かばんから着想を得たシルバーラウンジチェア。「フェンディ パッチワーク クラブ チェア」シルバー
アラバスターの破片が表面に埋め込まれており、ローマの彫刻に見られる主要な素材へのオマージュとなっているキャビネット。「ガレリア キャビネット」
アルミニウム製の壁掛けパネル。バックライトで照らされたバールウッドは、服の型紙の形にカットされているのが特徴的。「ジャケット パターン ウォールパネル」
真鍮とアルミニウムを用いたランプのコレクション。有機的なシェイプで、バールウッドを通して光を放つ。「オーガニック フォームド ランプ」
手作業で削った端を持ち、連結されたダブル「FF」ロゴモチーフがかみ合うボックスジョイントでつなぎ合わせているサペリ材の厚板テーブル。「ボックス ジョイント コーヒーテーブル」
FENDI の職人たちによるジャケットパターンに沿ってカットされたレザーを組み合わせ、Kemmenoe の作品を特徴づけるパッチワークを表現したバッグ。「ピーカブー ソフト」ミディアム
Lewis Kemmenoe は、機能的なものが持つ魅力に魅了され、建築やファッション、デザインから影響を受けながら家具の制作を始めた家具デザイナー。彼の作品には、機能的でありながらも破壊的なものを作りたいという彼の情熱がストレートに表現されている。
今回 FENDI は、デザインマイアミ2024において Kemmenoe に彼自身の作風とメゾンの感性を独自に融合させた作品の制作を依頼し、「アエニグマ」コレクションが誕生。ローマの美術館や植物園、FENDI が本社を構えるイタリア文明宮、そしてトスカーナ郊外に位置する「FENDI Factory (フェンディ ファクトリー)」を訪れるなど、さまざまなリサーチを経て完成した。また、タイトルには謎やパズルを意味するラテン語と、英語で理解や説明が難しいものを表す「enigma」という二つの意味も込められている。
本コレクションでは、ファッションハウスのアトリエにあるジャケットの型紙が Kemmenoe の作品の定番である木材のパッチワークとして再解釈され、ローマの街に広がる松の樹皮は真鍮とアルミニウムへと生まれ変わった。木材や石などと金属のような加工物質の組み合わせは、物質のデュアリズムを表現。また、ボックスジョイントを構造技法としてだけでなく、「FF」ロゴモチーフを統合する手段としても使用している。