主催は TOKYO ART BOOK FAIR。3日間限りの新たなアートブックフェア「TOKIO ART BOOK FAIR 2025」が芝パークホテルにて開幕
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主催は TOKYO ART BOOK FAIR。3日間限りの新たなアートブックフェア「TOKIO ART BOOK FAIR 2025」が芝パークホテルにて開幕
TOKIO ART BOOK FAIR 2025 by TABF
at Shiba park hotel
2025年5月2日(金)から5月4日(日)まで、東京・芝パークホテルで「TOKIO ART BOOK FAIR 2025」が開催される。このイベントは、国内外のアートブック出版シーンを体験できる、TOKYO ART BOOK FAIR (TABF) の新たな試みとして注目されている。ディレクターは、TABF の ZINE’S MATEのエリアディレクター・黒木晃が務める。
TOKYO ART BOOK FAIR (TABF) は、2009年にアート出版に特化した日本初のブックフェアとしてスタートし、アジアにおけるアートブック文化を牽引する存在へと成長してきた。毎年、東京都現代美術館をはじめ、Ginza Sony Park など、さまざまな会場で開催され、約350組の出展者と2万人以上の来場者を迎える国内最大級のアートブックフェアだ。一方で、今回開催される「TOKIO ART BOOK FAIR」は、TABF とは異なる新たなアプローチを採用。主催は一般社団法人東京アートブックフェアで、2025年の開催を通じて、従来のフォーマットを超えた展示方法や、コンパクトな規模ならではのアプローチが実現される。特に注目なのは、参加者同士のみならず、国内外のインディペンデント出版社やアーティストたちの交流の場が活性化され、より身近な距離でアートブックを楽しむことができる点だ。

シンガポールのデザイナー、Alvin Ho と Clara Koh によって2002年に設立されたインディペンデントな創造的実践「Atelier HOKO (アトリエ ホコ)」による、「本を読むとはどういうことか?」をテーマにした展覧会も実施
「TOKIO」の名前には、東京を別の視点から捉え、新しい価値を提案する意図が込められている。TABF とは異なる、でもパラレルな存在として、新たな視点からアートブックの世界を広げるこのフェア。出展者として選ばれたのは、福岡の本屋「本屋青旗」や写真家の河野幸人が運営する金沢のブックショップ「IACK」、オーストラリアの出版レーベル「Perimeter Editions」、東京・幡ヶ谷の「commune (コミューン)」、さらに各出展者が推薦したゲストたち。約55組が集まり、国際的なネットワークとローカルな交流が交差する貴重な機会となる。
会場となるのは、1948年に創業した歴史あるホテル「芝パークホテル」。2020年には「人、街、歴史をつなぐLibrary Hotel」という新たなコンセプトでとしてリブランドされ、約1,500冊の書籍を集めた Library Hotel として伝統と現代が交差する空間を提供している。本フェアの会場は、懐かしい雰囲気が漂う2階の宴会場となり、出展ブースや特設ラウンジエリアで、アートブックに触れながらゆったりとした時間を過ごすことができる。
「TOKIO ART BOOK FAIR 2025」は、アートブックの世界に新たな風を吹き込むイベントになるだろう。このフェアでは、アートブックをただ見るだけでなく、アーティストや出版社と直接触れ合い、その背後にある思想や情熱を感じることができる。世界のアートシーンを体験し、新しい視点でアートブックの魅力を発見する絶好のチャンス。アートブックの可能性を広げる3日間として、このイベントは見逃せない。イベントの詳細は、「TOKIO ART BOOK FAIR 2025」の HP をチェックしてほしい。
〈出展者一覧 (アルファベット順)〉
1 and Half Atelier (中国) / 18, Murata / Ao-Hata Bookstore / betweenia project (オーストラリア / 中国) / BIKO & KENNY / CHILL! / commune / DOOKS / Edition Taube (ドイツ) / Further Reading (Indonesia) / GHOST MEMBER PUBLISHING / GIDDRA STUDIO / Goods / HAMMER PRESS / Hand Saw Press / Hekichi / Hikari Nishida / The Temporary Bookshelf (フィンランド) / hk. | hikotaro kanehira / Hwawon (大韓民国) / IACK / Jane & Jeremy (イギリス) / KAIGA reviewing strata / Kosho Shop Oshiage / Lavender Opener Chair / Lee Kan Kyo / loneliness books / MANAHO HAMASAKI / MICRO SERVICE (大韓民国) / Miki Kim (大韓民国) / Min Guhong Manufacturing (大韓民国) / Misa Asanuma / Mulu Office (台湾) / nagai serena / Nomad Papaya Books (台湾 / ドイツ) / oar press / Off Course (オランダ) / onnacodomo / Outline Platform (オランダ) / Overlapse (イギリス) / paper company / Perimeter Editions (オーストラリア) / pharmacy / SAMY PRESS / Shiwashiwa / SPACE PAPER & K.M.C / Studio P.R.O / Tall Poppy Press (オーストラリア) / The Book Society/Mediabus (大韓民国) / The Future Publishing (オランダ) / THE ICE PLANT (アメリカ) / (TT) press / yomedoyomanedo