月と記憶のアーカイブ。レレ・サヴェリがジン・プロジェクト「Luna 10 Years」を開催
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月と記憶のアーカイブ。レレ・サヴェリがジン・プロジェクト「Luna 10 Years」を開催
lele saveri
holds “luna 10 years” at hi bridge books
ニューヨークを拠点に活動する写真家兼コミュニティオーガナイザー Lele Saveri (レレ・サヴェリ) が、ZINE プロジェクト「Luna」のインスタレーション「Luna 10 Years」を開催。6月11日(水)から7月6日(日)までの間、代々木八幡にて住所非公開で営業する書店 Hi Bridge Books (ハイ・ブリッジ・ブックス) にて開かれる。
Lele Saveri が2014年10月にスタートさせたプロジェクト「Luna」は、毎月の満月に合わせて自費出版される ZINE シリーズ。月の周期に呼応するかのように、彼自身の生活における月の影響を写真というかたちで記録し、可視化することを目的としている。毎号、その月に彼が体験した出来事、出会った人々、訪れた場所、そして彼の目に映った都市の風景やささやかな瞬間が収められている。ニューヨークの街角、友人や通りすがりの人々のポートレート、デモや抗議活動の記録、さらに日常の中に潜む静けさと詩情を捉えたスナップショットなどが印象的だ。
本展では、2014年10月から2024年10月までの10年間にわたり制作された ZINE「Luna」全124冊を一堂に展示。また、ニューヨークの書店 Dashwood Books より出版された全巻を収録したアーカイブブック『Luna 10 Years』も数量限定で会場にて発売される。さらに、満月を迎える6月11日(水)には、Lele Saveri を招いたオープニングレセプションも開催予定。その日発行される最新号『Luna No.133』と、Hi Bridge Books のために制作されたオリジナルのコラージュページを購入した方には、限定 ZINE『Lunatic』も配布される特別な用意も。日本国内では唯一となる特別な展示会で、彼の10年にわたる視覚の旅と記憶の軌跡をぜひ体感してみて。