世界初のオンラインミュージアム、ラ・ミュージアムが展覧会を渋谷にて開催。マルジェラからマックイーン、ラングまでを網羅
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世界初のオンラインミュージアム、ラ・ミュージアムが展覧会を渋谷にて開催。マルジェラからマックイーン、ラングまでを網羅
la museum
holds exhibition of archive collection in shibuya
LA MUSEUM (ラ・ミュージアム) が、アーカイヴ作品にフォーカスを当てたエキシビションを開催。アントワープ出身のデザイナーから日本人デザイナーまで数多くのファッションデザインを手がけたデザイナー達の作品が展示され、ファッションだけではなく、アートの観点からも魅力的な展覧会となっている。
2002年創業のヴィンテージショップ LAILA (ライラ) が手がけるオンラインミュージアム LA MUSEUM。今回は、期間限定で渋谷に特設スペースを設け、「LA MUSEUM SHIBUYA」と題したフィジカルエキシビションを開催。現在オンラインで開催中のセカンドエキシビション「1950s – 2010s Part 2 History of Modern Fashion Design」から約50体を選出し、今回のスペシャルな空間に展示された。展示される作品は、パンクスタイルの象徴とも言える Vivienne Westwood (ヴィヴィアン・ウエストウッド) や Malcolm McLaren (マルコム・マクラレーン)、日本ファッション業界を牽引してきた三宅一生、髙田賢三、川久保玲、山本耀司といった日本人デザイナー達、さらに、Martin Margiela (マルタン・マルジェラ) などのアントワープが生んだ伝説的なデザイナーによるもの。そのほかにも、革新的で型にはまらないデザインが魅力の John Galliano (ジョン・ガリアーノ) や Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン) の作品に加え、数多くのデザイナーに影響を与えたとされ、ミニマリズムの先駆けである Helmut Lang (ヘルムート・ラング) の作品も展示。ファッションデザインの歴史がこの洗練された空間に集い、私たちの胸を躍らせる。
会場内では、『STREET』『FRUiTS』『TUNE』などの編集者としても知られているフォトグラファー青木正一がパリで撮影した、Maison Martin Margiela (メゾン・マルタン・マルジェラ) 1990年春夏コレクションのランウェイやドキュメンタリー写真をスライドショー形式にて上映。また、同コレクションで発表されたものの中から、ランウェイとほぼ同様にスタイリングされた7つのルックが展示されている。
ファッション好きだけでなく、多くのクリエイターやデザイナーたちにも影響を与えてきた名作が揃う本展覧会。本展覧会は、6月29日(日)までの期間限定で、12時から19時まで開催中。時代を超えて受け継がれてきたデザインのエッセンスは、現代を生きる私たちにとっても貴重なインスピレーションの源となるはず。この一期一会の機会を、どうかお見逃しなく。