カルティエの新作ジュエリーがウェス・アンダーソンの新作映画『The Phoenician Scheme』に登場
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カルティエの新作ジュエリーがウェス・アンダーソンの新作映画『The Phoenician Scheme』に登場
Cartier
Debuts New Collection in Wes Anderson’s Latest Film ”The Phoenician Scheme”
Wes Anderson (ウェス・アンダーソン) 監督の最新作『The Phoenician Scheme』に、Cartier (カルティエ) がこの映画のためだけにデザインした、聖母マリアへの祈りに用いるカトリックの数珠「ロザリオ」が登場。きっかけは、監督が1880年代に制作された Cartier のネックレスに心を奪われたこと。そこから着想を得て、メゾンのハイジュエリースタジオが現代的な感性でロザリオを新たに生み出した。ルビーとエメラルドの大胆なコントラスト、ローズカットダイヤモンドの繊細な輝きが特徴。 Wes Anderson の世界観と Cartier の職人技が絶妙に溶け合ったこのジュエリーは、主演の Mia Threapleton (ミア・スリープルトン) が劇中で着用。映画を超えて語り継がれる、特別なクリエイションが誕生した。
Wes Anderson の最新作『The Phoenician Scheme』に、Cartier によって特別に制作されたロザリオが登場する。メゾンのアーカイブピースからインスピレーションを受け、監督と Cartier が生み出したこのユニークなジュエリーは、映画の美学と Cartier の職人技が織りなす、まさにアートピースとなっている。
物語の着想の起点となったのは、1880年頃に制作され、現在は「カルティエ コレクション」に所蔵されているネックレス。Wes Anderson はこの歴史的なジュエリーに魅了され、登場人物のひとりが現代的な感性でそれを身に着ける姿を構想した。彼のビジョンを実現するべく、2024年、Cartier のハイジュエリースタジオが手がけたのが、この「ロザリオ」だ。アーカイブに収められた十字架のモチーフは、大胆なサイズ感で再解釈され、ローズカットダイヤモンドをあしらったチェーンはアンティークの雰囲気を漂わせる。ルビーとエメラルドというメゾンを象徴する色のコントラストが、1世紀以上にわたって追求されてきた Cartier の美意識を映し出している。さらに、幾何学的な円形モチーフには四角形のダイヤモンドが配され、Cartier が得意とするグラフィックなパターンへの愛が宿る。この「ロザリオ」を劇中で纏うのは、俳優の Mia Threapleton。 彼女の存在感とともに、このジュエリーは映画のなかで鮮やかな印象を残す。また、もうひとつの Cartier のクリエイションとして、切ないプロポーズのシーンには、メゾンの象徴ともいえるレッドボックスとともにダイヤモンドリングが登場。Wes Anderson の作品ならではのノスタルジアと洗練が交錯する瞬間を彩る。
Cartier と映画界との関係は、2021年以降、メゾンはヴェネツィア国際映画祭の公式パートナーを務めており、2023年には Wes Anderson 監督が「Cartier Glory to the Filmmaker Award」を受賞。今回のコラボレーションは、その関係性をさらに深めるものとなった。映画を彩ったこの「ロザリオ」は、「カルティエ コレクション」に加わり、今後世界各地の主要展覧会や文化施設を巡回予定。アートとクラフツマンシップ、そして映画という異なる領域を横断しながら、Cartier の創造性が世界に発信されていくのをお楽しみに。