Jean-Luc Godard exhibition
held at Ohjo Building

映画界の巨匠ジャン=リュック・ゴダールの映像表現の革新性をひも解く展覧会が東京・新宿の王城ビルにて開催

Jean-Luc Godard exhibition held at Ohjo Building
Jean-Luc Godard exhibition held at Ohjo Building
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映画界の巨匠ジャン=リュック・ゴダールの映像表現の革新性をひも解く展覧会が東京・新宿の王城ビルにて開催

Jean-Luc Godard exhibition
held at Ohjo Building

映画『勝手にしやがれ』(60)『気狂いピエロ』(65)など数々の名作を生み出してきた、映画監督 Jean-Luc Godard (ジャン=リュック・ゴダール)。晩年に至るまで実験的な映画制作を続けた彼の、革新的な映像表現に迫る日本初の展覧会「ジャン=リュック・ゴダール《感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について》展」が、新宿・王城ビルにて開催される。会期は、7月4日 (金)〜8月31日 (日)まで。

映画史を革新し続けた巨匠、Jean-Luc Godard。1960年代の「ヌーヴェルヴァーグ (フランスの新しい波)」を代表する存在として『勝手にしやがれ』や『気狂いピエロ』などの作品で映画の文法を根本から問い直し、以降も前衛的なスタイルで常に挑戦を続けてきた。既存の枠組みに抗いながら、映像、音響、言語の関係性を再構築する彼の手法は、多くの映像作家やアーティストに多大な影響を与え続けている。

本展は、Jean-Luc Godard 最後の長編映画であり、カンヌ映画祭でパルム・ドールを超越する賞として、映画祭史上初の「スペシャル・パルムドール」を受賞した『イメージの本』(2018)を映像インスタレーションとして再構成したもの。ドイツやスイスでの巡回を経て、日本では初の開催となる。展示では、断片的な映像や音を通して、観客が自由に意味を読み解くゴダール特有の映像世界が立体的に展開される。会場となる王城ビルは、新宿に現存する希少な昭和建築の一つ。その独特の空間性も展示の一部として機能するのも見どころの一つだ。

キュレーションを手がけたのは、ゴダール作品の後期において映像・音響・編集を担い、右腕としてともに歩んできたスイスの映画作家、Fabrice Aragno (ファブリス・アラーニョ)。彼自身の編集によって、『イメージの本』はインスタレーションとして新たな息吹を吹き込まれている。

The Fashion Post では、抽選で5組10名様に招待券をプレゼント。TFP の公式 LINE を登録し、応募フォームにて必要事項を記入することでエントリーすることができる。本キャンペーンの締切は2025年6月27日(金)20:00まで。ぜひキャンペーンに応募して、本展覧会を会場で体感してほしい。

©︎ Fabrice Aragno