タベミナイズムが放つ魅惑の世界。田部井美奈による企画展「光と図形と、その周辺」が開催
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タベミナイズムが放つ魅惑の世界。田部井美奈による企画展「光と図形と、その周辺」が開催
tabei mina
launches solo exhibition at the ginza graphic gallery
アートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動する田部井美奈。本展は、2018年より取り組む「光と図形」の最新作が、空間ごと体感できるかたちでお披露目される。また、これまでに手掛けたグラフィックワークの代表作が一堂に会す特別な展示となる。彼女の軌跡に迫る本展は、ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて9月5日(金)から10月22日(水)まで開催される。
埼玉県生まれ、武蔵野大学短期大学部出身のアートディレクター兼グラフィックデザイナー・田部井美奈。2003年よりグラフィックデザイナー・服部一成に師事した後、2014年に独立して田部井美奈デザインを設立。独立後、自分にしかできないビジュアル表現を探求し、写真の持つ「光と影」という偶然の現象を二次元の紙面上に落とし込んでいく実験的なアプローチを試みた。そのアプローチから仕上げられた本やパッケージには、凛とした品位のなかに明るいやさしさがあり、華美ではないにもかかわらず、見る者の目を惹きつける魅力が溢れている。
2018年から追求する「光と図形」シリーズ最新作が公開される本展は、空間ごと作品を体感できる貴重な機会である。合わせて、制作過程を物語る断片も同時に鑑賞できるのも本展のポイント。これまでに手掛けてきたブックデザインやパッケージ、ポスターなどのグラフィックデザインも展示予定だ。個性的な佇まいをしながらも作品群が一体となって、美しく見えるデザインは、まさにタベミナイズムといえる。本展「光と図形と、その周辺」を通じ、タベミナイズムの深淵に触れてみてほしい。