フランス政府がゼロサイズモデルを禁止する法案を可決

フランスの国民議会で4月3日、過度に痩せているファッションモデルを禁止する法案が可決された。痩せ過ぎているモデルを雇うエージェントやファッションブランドには罰金もしくは懲役が科せられる可能性がある。

保険局によって提案されているBMI数値18を下回るモデルは、活動を禁止される。モデルは、その数値を超えていることを証明する診断書を提出することが義務づけられた。違反したエージェントは、75,000ユーロ(約980万円)の罰金、もしくは6ヶ月の禁錮刑が科せられるおそれがある。また、健康を害するような食事制限を推奨するようなウェブサイトも1年の禁錮刑、100,000ユーロ(約1300万円)の罰金が科せられる。

フランスでは、3~4万人が拒食症で苦しんでおり、そのほとんどがティーンエイジャーである。2013年に、既にイタリアやスペイン、イスラエルでは同様の法律が制定されていたが、ファッション大国でもあるフランスでこうした法律が可決されたことは今後大きく影響を及ぼすことになるだろう。