ルイ・ヴィトンから村上隆の手掛けた「アーティーカプシーヌ コレクション」が発表。
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ルイ・ヴィトンから村上隆の手掛けた「アーティーカプシーヌ コレクション」が発表。
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LOUIS VUITTON (ルイ・ヴィトン) が、「アート・バーゼル・パリ 2025」にて「アーティーカプシーヌ コレクション」第7弾を発表。最新コレクションは、日本が世界に誇るアーティスト村上隆が手掛け、色鮮やかで遊び心に満ちたアートピースさながらの存在へと再解釈した。
今回のインスタレーションの中心となるのは、高さ8メートルに及ぶタコの巨大彫刻。中国のランタンから着想を得た8本の触手が展示空間を包み込み、来場者を村上隆の世界へと誘う。アーチ状のエントランスには、彼が手がけたスケッチ群が展示され、制作プロセスが垣間見える構成となった。会場には「スマイリング・フラワー」や「DOB 君」、「スーパーフラット・パンダ」など、村上隆を象徴するキャラクターが随所に登場し、バッグの展示と対話するように配置された。
第7弾となる本コレクションは、サイズや形状を大胆に変化させ、彫刻作品のように再構築した11点で構成される。万華鏡のようにカラフルな「カプシーヌ EW レインボー」、100体のマッシュルームキャラクターを手磨きし一点ずつ刺繍した「カプシーヌ ミニ マッシュルーム」、村上隆の分身として知られる「DOB 君」をタコ化した彫刻作品から着想を得た「カプシーヌ ミニ テンタクル」など、いずれもサイケデリックで唯一無二の存在感を放つ。
「アーティーカプシーヌ コレクション」は、1845年に誕生した初店舗の所在地パリ・カプシーヌ通りにちなんで名付けられたアイコンバッグを真っ白なキャンバスと捉え再構築するプロジェクト。これまで30組のアーティストとコラボレーションし、職人のクラフツマンシップとアーティストの創造性を融合させながら、唯一無二の限定コレクションを生み出してきた。
1962年に東京で生まれた村上隆。日本の伝統絵画技法、アニメーション、SF、そして「カワイイ」キャラクターなどを融合させながら独自のアプローチを築き上げてきたアーティストだ。繰り返し登場するキャラクターやモチーフを通じて、ポップカルチャーとファインアートの境界を軽やかに行き来するその表現は、世界的に高い評価を得ている。
村上隆の鮮烈なビジュアル言語をまとって生まれた「アーティーカプシーヌ コレクション」第7弾。アートの枠組みを越えて進化する本コレクションから、ますます目が離せない。












